使用道具
シングルポリッシャーと※黒系塗装はシングルベースのダブルアクションヘッド仕様ポリッシャー | バフ各種 | PCSクロス系 | バフレックス等の耐水ペーパー | 幅の異なるマスキングテープ |
防塵マスク | フィルム張り用ゴムヘラ | ランダムサンダーとPCSパットキット | ハロゲンランプや蛍光燈(水銀灯が1番ベスト) | 新聞紙を数枚 |
各種プロ用コンパウンド(1発仕上げ系が良) | S703 | ランダムサンダーとPCSパットキット | 工業用延長コード |
方法
@ 洗車と鉄粉除去を行った後、重症の傷や付着物除去の場合、バフレックスで水研ぎをします。時折、水気をゴムヘラで拭きながら塗装面の状態を確認します。(白ボケている為、見ずらいですが)
A 水研ぎが終わりましたら、各部のマスキングを行い、白ボケているペーパー目を高速回転でウールバフとコンパウンドで磨きます。メイン磨きの際には、確実に傷の状態を確認しながら進めないと、削り過ぎ等になるので注意して下さい。 ウールバフで磨くとウールの毛が飛び散りますが、クロスで払いながら進め、研磨剤が透明になるまで磨き込みます。※時折、霧吹きで塗装面の温度調整も忘れずに!!
B Aのメイン磨きで殆どの傷は消えたと思いますが、反対に、爪の引っ掛かる傷が浮き出ますが、これは消せませんので諦めます。※傷の角は除去出来ますが、膜厚計を所有してない場合、深追いは危険です。
C 研磨剤やウールバフの毛、研磨剤自体の油分を除去する為、シャンプーで脱脂洗車し、拭き取り時には傷を防ぐ為、ブロアーを中心に使用して拭き取る様にして下さい。尚、万全を期す為に、洗車後にもシリコンオフと言う脱脂剤を塗る時も有ります。
D この工程で、モァッとしたオーロラマークやバフ目をPCSクロス技法とS703又は、シングルアクションベースのダブルアクションヘッド仕様のポリッシャーとコンパウンド、ウレタンバフで磨きます。(黒系の車は後者の方が良いと思います)
E 以上で、鏡面仕上げは終了ですが、フッ素系のコート剤(HRC等)を施工する場合、展着力を上げる為、シングルとウレタンバフにて低速回転で人肌位に塗装を暖めますと、持続力も全然違ってきます。※俗に言う、空バフ焼き付けと言う技で、赤外線設備の無い素人には特に有効です。
F 右のSM−Xはダブルアクションのみ、左のプログレはシングル&ダブルアクション磨きです。ドア周りを見れば分かりますが、プログレの方が曇り感が有りませんね。(塗装の質や色の違いは有りますが)
注意事項ですが、文章だけ見ると簡単そうに見えますが、実際は特に、Aの本番磨きの工程はかなりの経験と、プロの方の手解きを受ける等をしないと相当難しいです。(特に黒系は筆者でも苦戦を強いられます) 又、このHP上に全てのノウハウを掲載すると、色々と支障がある為、簡単な紹介になりましたので、上記通り磨いても恐らく失敗しますので、すみませんがメールにて御相談下さい。