6月7日 星を見る会 (白井市)

 白井市の文化センターにはプラネタリウムがあり何度か見に行ったことがある。前々から気になっていたが、観測会もやっているらしい。私は下町生まれで光害がひどく、あまり夜空を観測する機会はなかったのだが、小学校低学年の頃から自然科学に興味は持っていて、親が苦しい家計から買ってくれた学習百科大事典の科学の巻は年がら年中眺めていた。その後途絶えていたのだが、働き始めた頃、急に宇宙に興味を持つようになり、ブルーバックスを読みあさった。でも、実際の観測は機材がないこともあり、やはり、手を出さないでいた。

 今年の春、双眼鏡を買った。キャノンの防振双眼鏡の10倍。何とかオリオンの星雲を見ようと思ったのだが、結局見られなかった。月も見たのだが、迫力に欠けている。ヨシ!という経済的な決心をしてフジノンの16倍7cmの双眼鏡を買った。月を見た。何と月が球に見え、大いに感動した。宇宙への思いに三度目の火がついた。それで今回、一家でこの会に参加させていただくことにした。

 午後8時に文化センター前に集合である。駐車場に着き空を眺めるがあいにく雲が覆い隠している。観測は無理でもプラネタリウムで解説をしてくださるというので受付をお願いすることにする。家族連れが多い。常連さんも多いようだ。近隣の市町村から多くの人が来ている。さて、屋外に出ると、数台の天体望遠鏡が出ている。タカハシの8cmフローライトなどもあり、「シゲェー」と実に感心をする。見たい望遠鏡の前に並び順番を待つ。自分に順番が回る頃、日頃の行いがよいのか、悪運が強いのか、雲が切れた。ターゲットは木星。生まれて初めて木星の横縞を見た。衛星も4個はっきり見た。感動、ただただ感動。子供たちも夢中になっている。しばらくしてプラネタリウムに入ってくれというのでそうすることにする。現在見えている星の話をしてくれた。時折解説の方が全体に質問するのだが、小さな子供が答える、答える、私も自分の無知が応える、応える・・・。よく知ってるね、手放しでほめちゃいます。いろいろ楽しませていただいたが、屋外に残った天体望遠鏡の方から急に空が良くなったという連絡があり一同また屋外に出ることになる。空は先程が嘘のよう。きれいに晴れている。木星、月、北斗七星の二重星などを見せてもらった。自分も楽しかったが、かみさんも、子供二人も興味を持ってくれたことが何よりもうれしい。月一度はやるようなので次回も参加しよう。参加は無料です。




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