9月6〜7日  花園オートキャンプ場(北茨城市)

 高校の頃、毎年伊豆の真鶴で荒行に近いキャンプをしたことがありますが、それ以来であります。我が家では初めての宿泊キャンプとなります。「キャンプはもう懲り懲り」ということにしたくないので、トイレが清潔で風呂がよくて、星が良く見られるところを探したところ、茨城と福島の境にある花園オートキャンプ場に予約を入れることになりました。

 さて、初めてというのはいろいろあるものです。まず、レガシィに荷物を積み始めましたが、入りきりません。何がかさばっているかと言うと寝袋のようです。スノーピークとイスカの封筒型ですが、イスカはあきらめることにしました。暑い時期なのでマットの上にばらした寝袋を掛け布団として使えば充分だろうと考えたためです。どうにか荷物を積み近所のジャスコに買出しです。余り凝ったことはしたくないので、餅と乾麺とパンと焼き鳥、合鴨の団子、ビールなどを仕入れて出発です。

 柏インターから高速に乗り、北茨城インターまで。途中眠くなりパーキングで若干の仮眠をとりましたが、ほぼ順調につきました。シリカというガラス工芸館も見学してキャンプ場に。管理等で受付を済ませ、いよいよテント設営です。コールマンのグランドシートを敷き、その上にユニフレームのエアウィンダーを立てました。慣れていないので、ある程度の時間はかかりましたが、比較的楽にたてられました。次はキャンプの定番バーベキューのための火起こしですが、これはデイキャンプや釣りで慣れているので造作はありません。あっという間に火は起き、ハムや焼き鳥、さつま揚げなどを並べます。いい匂いがしてきて、発泡酒のタブをプシュ。缶からは直接飲みません。大きめの漆器製そば猪口に移して飲みます。気取っているのではありませんよ、味が全く違うのです。あー旨い。

 そうこうしているうちに辺りは暗くなってきました。星が少しずつ出始めます。市街地からは相当離れているため良い星空が期待できそうです。双眼鏡を出して見始めます。すごいなあ、きれいだなあ。天体望遠鏡を覗いた方は多くても、双眼鏡で夜空を眺めた方は意外に少ないのではないでしょうか。未経験の方は是非お試しを。こんなに星があるのかと驚かれると思います。でも、新聞や雑誌の広告、ホームセンターによくおいてある高倍率の双眼鏡には気をつけてください。使い物になりません。手持ちで使うのであれば8倍がお勧めです。対物レンズは星見なら3cm以上は欲しいと思います。それなりにまともな双眼鏡はやはり実売で2万円前後はしますが、2万円前後払ったからといってまともな双眼鏡が手に入るわけではありません。カタログではどれも同じに見えますが、実はピンきりの差が激しいのです。さらには超有名なメーカーでも必ずしも価格は性能を保証しません。

 さて、キャンプの話に戻しますが、風呂に入りに行きます。余り大きくはありませんがジャグジー風呂で貸切状態でした。これで何度でも入れるといいのですが、残念ながら1回きりとなっています。

風呂から出たらどっと疲れて眠くなりました。まだ早い時刻でしたがテントに入りました。気温もかなり下がり元々低温が好きな私はぐっすり眠ってしまいました。少ししてトイレに行ったら、先程風呂の受付をしていたおばさんがトイレ掃除をしていました。ひどい使われ方をしたトイレがあったので、風呂の受付のおばさんにトイレが汚れていたという話をしたのですが、早速対応してくれたようです。気持ちいいですね。
 夜中何度か目が覚めたので外を見ると街灯が消されていました。いまなら、もっときれいに星が見えるなと思いましたが、睡魔の勝ちとなりました。この次は消灯後に星見を計画することにします。

 朝になりました。テント等の撤収と朝食の用意です。テントなどの撤収は子供にも当然手伝わせます。朝食は合鴨の団子と葱の雑煮です。各サイトに上下水道があるので準備も楽々。あっという間にできました。味も上々。漆器の椀で食べましたが、コレールや金属などと違い、熱くならず実にいいです。アウトドアの食器は漆器が一番ですね。

 撤収後、大子のヤナに行くことにしました。しかし、ヤナは期待はずれでした。まあ、仕方ないか。

キャンプ後の教訓

虫対策は万全に ぶゆにやられました。一週間たってもまだ痒い。