10月11〜12日 大津港&花園オートキャンプ場(北茨城市)


 前回9月のキャンプではまんまと蚊とぶゆの餌食になりキャンプ場の悪虫再生産に貢献してしまった。まだ痕が残っていて、時折何かの拍子に痒くなることがある。キャンプ場の方が10月になると虫はだいぶ少なくなるという言葉を信じ、ひょっとしたら紅葉も始まっているかもという家族の思いと、大津港とキャンプ場はわりと近い事を発見した私の下心を乗せてレガシィは常磐高速を北上することになりました。

 常磐高速は、みんな、とばしていますね。左の車線こそ100キロだけど、真ん中、右となると、ここには書けません。道理で事故がおきると、大惨事になるのだな。そこそこで行こうっと。というわけで高速100キロ設定にしてあるナビの到着予定時刻は結構短縮されます。いやはや。車の運転は協調性が大事なんですよね?

 さて、大津港に到着しました。大津港は初めてです。大きい!港でした。釣人もたくさん入っていて潮通しの良さそうなところは満員です。しばらく車でうろうろした後、小さな川の河口に竿を出していた年配の方に釣果をきく大津港と、手のひらくらいのカレイが数枚つれていたので隣で釣らせてもらうことにしました。船のキス釣の要領で青いそめをつけてぽんと投げます。ちょっとすると当たりがあり合わせますが、のりません。この繰り返しです。一方でメバル竿にオキアミをつけてテトラの際に入れておきます。しばらくするとガンガンという当たりがメバル竿にきました。あわせると大きくはないがのったようです。巻き上げてくるとメバルでしたが、水から上げた瞬間ポチャンと海に帰って行きました。マッタリとした時間を過ごしているとバシャンと大きな魚が跳ねました。えっ?目に焼きついた姿はどう思い起こしても鮭です。何か大きな魚がもじっていたりはしていましたがフッコだろうと思っていました。鮭とはね。ルアーを投げていた若者がいましたがこいつを狙っていたのかな。まあ、結局、木っ葉カレイ1枚でした。

 さて、いよいよキャンプ場です。三連休で予想はしていましたがほぼ満員です。前回は川に近い低いサイトでしたが今回は高いサイトです。ひょっとしたら前回ぶゆにやられたのはサイトが低かったからかもとふと思いました。テントを立てバーベキューの用意をします。焼き鳥に烏賊、ウインナなど簡単なものばかりですが、ビール片手に美味しくいただきます。周りを見回すとみんなスクリーンテントやタープを使っています。今日は曇っているし、昨日の天気予報も北茨城は曇りと晴れマークだし要らないんじゃないのと思っていましたが、後で失敗だったことがわかることになります。日も落ち気温も下がってきたので途中の農産物直売所で買った青トウガラシを焼いてコップにいれ、そこに芋焼酎とお湯を焼き芋入れます。トウガラシのいい香りはしますがほとんど辛味はありません。想像通りの上品で美味しい味です。

 風邪気味なのと疲れですぐに寝袋にもぐりこみました。しかし、隣のサイトにいる数家族で来ているグループが大騒ぎをしていてなかなか眠れません。私はそのうち眠ってしまいましたが、家族の話では消灯後もずっと喋っていたそうです。ここのサイトは水道と電源(私は使わない)がついていて便利ではありますが、けして広くはないので隣のテント内の声は結構響きます。まあ、三連休に行くこちらが愚かだったのでしょう。騒音といえば、キャンピンカーの発電機は興ざめどころか迷惑ですね。電源があるのだからそれを使えばいいとおもうのですが、どうしてガソリン臭く騒音のひどい発電機を回すのでしょう。私も釣りに行くのに欲しいとおもっているキャンピングカーですが、何もない岸壁のような場所で威力を発揮するのだろうとおもっているのですが、違うものなのかな。1000万円位するものなら、家族四人で一泊五万円の宿に200回も泊まれちゃうのに・・・・と思いましたが、魚屋で一匹200円の鯵などに数万円の道具をそろえて数千円をかけて釣りに行く自分自身を思うと、これは文化なんだろうと思えてきます。高価な竹竿は日本の文化だし、釣りも日本文化の継承だなどと正当化する自分を思うと、高価なキャンピングカーを御使用になっている方たちもジプシーやアメリカの文化の理解者かもしれないし、趣味人・風流人・道楽者として相解る存在に思えてくるから不思議というか、ものは考えようというか・・・・。まあ、それはそれとしても、発電機はキャンピングカーだろうが、堤防の鯵釣りの投光機用だろうが、騒音と排気ガス(特に喘息のため)が大嫌いであります。大半の人が良い環境で静かな時間を過ごすことを目的に来ているのですから周囲の迷惑を考えてご使用くださいな。

 さて、雨粒がテントに当たる音で目が覚めました。うげっ、雨だ。そうか、それでタープやスクリーンテントか。はて、一時のものなのかな。天気予報は、あ、ラジオもない。車には付いているけれども、やはりラジオは持ってきたほうがいいな。しばらくすると小降りになってきたので朝食も取らないで撤収することにしました。結構大変でしたが、どうにか無事に帰ることができました。初めてキャンプでの雨を体験しましたがテントの底に使われているPVCは優秀ですね。テントとほぼ同一サイズのグランドシートを使用していることからテントとグランドシートの間に結構水がたまっていましたが、テント内部は全く問題ありませんでした。