11月8日 あなたの地元で星見会 (白井市)


星を見る会は通常文化センターで開催されます。でも今回は自宅近くで催されました。歩いていけるのでとてもお気楽(≒ほろ酔いかも)です。しかし、午後から雲が多くなり「こりゃ中止だな」と思って買い物に行こうと駐車場に出ました。すると、ぽっかりと月が出ています。直ぐに自宅に戻り支度をして会場へ向かうことにしました。

 会場まで歩いて五分。アンドロメダの場所を教わって双眼鏡で見ようとフジノンの7pも持っていきます。天体望遠鏡が数台出ています。対象は月と火星でした。月は、ほぼ満月です。「アンドロメダは?」と尋ねると今日は薄っすらとモヤっていて無理だそうです。うーん、残念無念。でも、スタッフの方から、アンドロメダやオリオンなどの見え方、太陽の黒点やオーロラの話などを興味深く聴かせて頂きました。次回の観測会に期待は膨らみます。

 さて、月も火星も悪くはないのですが、ちょっとがっかりだなあと思っていたら、アルビレオが見えるとのこと。中学から高校にかけて宮沢賢治から強い影響を受けた私ですが、残念ながら本物のアルビレオは見たことがありません。ワクワクしながら接眼レンズに目を近づけると、オレンジの明るい星の隣にやや小さな青い星が並んで輝いています。恒星は遠く点光源なのですが、銀河鉄道の夜の挿絵をイメージしてしまっていた私はちょっと戸惑ってしまいました。でも、気を持ち直してよくみると、やはりきれいです。白井市は結構光害があるので空は白んでいましたが、背景が漆黒となれば、さぞや美しいことでしょう。これも次回以降の楽しみです。

 光学製品は単価が高いし、望遠鏡はセットに時間もかかるため、なかなか一般家庭で購入するわけにはいきませんので、こういう観測会を頻繁に催していただける事は大変ありがたいことです。子供にとっても教科書や画像のみの理科なんて模造品みたいで感動も何もないような気がします。ご近所の方、参加しましょうね。