11月9日  ジャパンバードフェスティバル2003 in 我孫子


 ひと月ほど前に、このイベントをインターネットで知りました。主だった双眼鏡メーカーも参加するとか。ゲームやカービングもオオバンあるようで、お気楽かつ経済的なイベントと思われます。開催場所も車で15分ほどだし、こりゃ行くしかないと家族に8時15分に出発するよと宣言をして床に入りました。
 やはり、いつもの通りで、結局、出発は8時30過ぎ。現地に着くと水の館近くの駐車場は既にいっぱい。駐車場の係りの方にきくと地図をくれて市民会館の駐車場を案内されます。そこも既に半分は埋まっていました。

 水の館まで徒歩10分ほどでしょうか。真っ先に双眼鏡などの展示スペースに向かいます。今日は2日目なので掘り出し物は既に売れちゃっているでしょうから、目的は展示品をじっくり見ることです。光学製品は単価が高いので、気に入らなくてもおいそれと買い換えられるものではありません。品定めをしっかりとしなくては。また、これだけの双眼鏡を覗く機会はそうあるものではありません。以下気になった製品など。写真は本人が夢中になってしまったためございません。すみません。

フジノンブース
新製品LFシリーズ コンパクトで持ちやすい。はっきりくっきりで見え味もよい。
FMT 7×50 かみさんが気に入ったようだ。見やすいし視界が広いといっているが、きっと7倍ということに気がついていないのだろう。値段を聞いても気に入ってくれてれば良いのですが、まあ後ずさりの二、三歩は確実かと。
FMT 10×50 多くの方が絶賛している双眼鏡。広視界でフラット。今回一番見たかった物。しかし、意外な落とし穴。どういうわけか、まつげが邪魔して見難い。うーむ。アイレリーフは長いはずなのに、どうして?
TS1232 余り期待していなかったのですが、これはいい。一番欲しくなった双眼鏡。カタログ重量ほど重さを感じない。防振補正もちょうど良い。見え味もよい。いいなあ、これ。
TS1440 店頭には出ていませんでしたがお願いして出していただきました。重いし補正が強くちょっと使いにくいな。
FMT 8×30 フジノンブースの永田さん(フジノンHPでムービーカタログに登場されている方、現地ではお名前を忘れておりました)がお勧めになった双眼鏡。もう作っていないと思い込んでいましたが、ちゃんと生産されているのだそうです。見え味よかったですよ。
40×150 ど迫力。すばらしい。40倍でこんなに色収差が出ないとは。1,400,000円です。お値段はお気楽ではありません。

コニカ・ミノルタブース
店に入るやいなや、20倍ズーム双眼鏡を薦められて気を悪くする。フジノンブースで12倍の防振補正は何のためにあるの?この手の双眼鏡に引っかかってはいけません。手持ちはせいぜい10倍です。気分が悪くなり直ぐ退散。

ニコンブース
お目当ては、モナークとSEとHG。おうおう、あるある。
SE 8×32 立体感がすばらしい。見え味はへそ曲がりの私でもよいと認めざるを得ない。
HG 8×32 これも良かったな。値段も良いわな。
モナーク 8×42 ちょいとお、いいじゃないの、これ。値段以上のものは十二分にある。買いだなあ。

スワロフスキーブース
EL8×32WB 何も申し上げることはございません。あなたの唯一かつ致命的欠点は値段だけです。イソップ童話のすっぱい葡萄の狐よ、あんたの気持ちがよくわかる。しかし、葡萄を味見してしまった私は文句もつけられない。

ペンタックスブース
地味ですなあ。こう見えてもカメラとレンズはペンタックスファンなのですよ。双眼鏡の数倍、安い軽自動車が買える位は金をつぎ込んでおります。技術はあっても採算が取れませんか。がんばってくださいな。

そういや、キヤノンはどうしたあ?見たい双眼鏡があるのにねえ。宮内も出てくださいな。

東京電力景品
東京電力ブースでは「東京電力は環境に役に立っているんだよ、みんな知ってる?知ってよね。」というようなテーマで、問題用紙を配り、回答が書いてあるパネルを展示して、読ませ書かせて、景品を配っている。この企業、とても解り易い。ううむ、いろいろあったからね。企業イメージの回復も大変ですね。入っていた景品は鳥のペーパークラフト(これはまあ良い)と東京電力と焼印が押されたスプーンとフォーク。もう少し気の効いたものは考えられなかったのかしら。


さてさて、その後、受付でビンゴみたいなゲームを子供二人ぶんもらう。会場を回るとバードカービングビンゴの数字にあたる部分を消すことができ、受付に持っていくと賞品をもらえるらしい。ビンゴの数にも左右されるということだ。賞品と聞いて子供たちは俄然張り切る。ああ、神よ、この欲張りな遺伝子を許したまえ。カービングの展示やら、鳥ビンゴの剥製やら、水鳥やら、何かの糞(課題なのです)やら、居眠りしている鳥やら、探すことになる。カービングの上手なものは生きてるのではないかと見間違うほどの出来です。すばらしい!また、水鳥をフィールドスコープで見せる係の方々にお世話になったりして随分はかどりました。結局ビンゴを五つ完成させ、ワクワクしながら受付へ。頂戴したのはメモ帳でした。子供は日頃のしつけのせいか、きちんとお礼を言って受け取ったのですが・・・・・・。

その夜のこと。私の父から電話があり、一年坊主の子供が出ていうには、「今日ね、バードーフェスティバルにいったんだよ。ビンゴでね、五個も完成したのに、メモ帳なんだよ!」まだまだ知識は水溜りのように浅いくせに、欲は日本海溝のように深い。遺伝子が悪いのか、環境が悪いのか・・・身につまされる・・・・。
ちなみに私はこのメモ帳気に入っています。ボランティアの方々、本当にご苦労様でした。