潮干狩り in 波崎 2005/6/6


土曜日は息子の授業参観だったため、今日が振替休日となった。
なぜか、土曜日・日曜日を、どんよりとしたまま過ごしてしまい、疲労が回復しないため、思い切って有給を取得することにした。
不景気で仕事がなく暇をもてあましている大工の爺さんに声をかけたら、案の定二つ返事で、昨夜から泊まっている。

干潮が9時半過ぎなので7時頃出かけたかったのだが、娘は休みではないので、登校時刻後の出発となる。
平日しかも通勤時間帯の利根川高速は大方順調である。
途中コンビニによったが9時15分頃波崎に到着となる。

少し場所を開拓しようと以前地元の方から聞いた場所に行くことにする。
道路脇の空き地にけっこう車がとまっていた。
気温も上がっているので海パン姿である。
とっとと海まで歩く。
現地は地元の方でいっぱいである。
しかも、得物は、柄の長いものあり、幅の広いものあり。爪の長いものあり・・・・。
きっと、この方々は、条例などができる前から、生活の一部として潮干狩りを楽しんできた人たちなんだろうな。
だいたい規則にあう市販品などない。
以前見回りの方数人にその旨の話をしたのだが、ある方はそのことを認めておられたし、ある方は幼児用の砂場でつかう熊手を勧めておられた。
漁協さんで規格の熊手を売り出したらよいものを!
まあ、私としては、楽しみできているのに、見回りの方に文句をつけられるのが癪に障るのと、市販の熊手が使い勝手が悪いうえに短期間で使用不能になってしまうことから、規格いっぱいのステンレス製の熊手を注文で作ってもらった。
早速、熊手を持って貝掘り開始である。
が、しかし・・・・・・・捕れない・・・・。
全身ずぶぬれなので、できれば移動したくない。
しかし・・・・・捕れない。
何人かにハマグリを訊いて見たが・・・・・・。
「一日やっても、これひとつだよ」
「全然・・・・」
「4月は良かったんだけどなあ・・・・・」

移動を決定する。
いそいそと撤収し、いつものポイントに向かう。
さあて。
やはり、捕れる。
場所だな。
干潮のピーク後に入ったのだが、けっこう捕れている。
爺さんは夢中である。
もう良いだろうと昼頃上がったのだが、いっしょに上がったと思った爺さんは、「スカリが重い、仕切りなおしだ」とまた海にはいっていった。
母親の血で倍に薄められている私でさえ、大の潮干狩り好きなのだから、純粋の血の保持者である爺さんとしては当然のことか・・・・。
まあ、納得のいくまでとってくれや・・・・・。

結局、1時頃まで海に入っていた。
獲物は数えなかったが、少なく見積もっても6割以上裾分をした残りは50個以上あった。
大部分はコタマガイだが、今回は最大級のハマグリが三つ混じった。
焼きコタマと焼きハマで大満足。

注文の熊手は改良の余地あり。もちろん作り手ではなく、注文した私の責任部分です。
良いのができたら、このホームページにも書きましょう。