潮干狩り IN 鹿嶋 2006/04/03


子供が春休みである。
よって、私も休むことにする。
できることなら有給休暇は病気などで使いたくない。
理由は何であれ休む事実には替わりはないし、前もって職場に宣言する分、突発的な病気などで休むより良いことだと考える。
有給休暇を取らない、または、取れない方もいるが、ある程度無理をしても取った方が良い。
居ればいるで有用なのだろうが、いなきゃいないで何とかなるものであり、職場はお互い様である。

というわけで、休む予定ではあったのだが、釣りを予定していた。
木更津の船カレイか、飯岡のアイナメを釣るつもりだったのだが、風が強い。
参ったな・・・・などと思っていると息子が急かしに来た。
船は諦めるとしても、何にしたら・・・・。
西風か・・・・まてよ、鹿嶋の潮干狩りなら陸からの風だな・・・・いけるかも・・・・。
すぐに準備を整え、利根川沿いを下っていく。

現場に着き、準備をしていると、監視の方に声をかけられた。
大道具は使わないでねとの事。
茨城県は道具の制約がある、いや、どの自治体もあるのだろうが、具体的にきちんと決められている。
熊手の最大寸法は爪50mm、幅200mm、柄の長さ500mmとなっている。
そんな熊手は売っていないし、仮にあったとしても鉄製はすぐ腐ってしまう。
短絡的エコの観点からも、ステンレス製で規格最大のやつを去年注文で作ってもらった。
3300円と熊手にしては高価かもしれないが、柄さえ取り替えれば半永久に使えるだろう。
埼玉の漁具屋さんにお願いしたのだが、相当の熟練を積んでおられる。
昨年から使用しているが、砂への入り方といい、バランスといい、実に優れものである。
ついでに袋網も作っていただいたが、これも素晴らしい。
口金の寸法から網の長さまで注文を聞いてくれて1500円だった。
釣り道具も扱っておられるようである。
防波堤の竿受けなど誘惑されてしまう。

さてと、海へジャブジャブ入って、砂の感触と水の流れを見る。
撒いている訳ではないので、闇雲に熊手を振り回しても疲れるだけである。
見当をつけて、実戦開始である。
見当は頭の働きだが、後は体力勝負となる。
長時間の反復運動には向いていない上半身を使い、ひたすら砂を探っていく。
カチ、とか、コン、とか当たればしめたものである。
感触があった辺りに手を入れて貝を探る。
おっ、デケエ、うほっ、やったぁ!
今日は採れるなぁ、うほほほい。
風も強く波は荒いのだが、風と波が喧嘩しているので潮干狩り場は天気予報から想像されるほどではない。
息子も波で打ち寄せられるハマグリを拾っている。

というわけで、ハマグリ特大9個、ホッキ特大2個、これで規制枠でした。

ホッキは臭いがあるので、ちょっと苦手。
やはりハマグリが美味しい。