潮干狩り IN 鹿嶋 2006/05/13


天気は下り坂そうだ。
なんだかんだ言っても、雨はアウトドア全般に歓迎されない。
しかし鹿嶋での潮干狩りは別である。
胴長に合羽スタイルで波をかぶりながら採るのだから雨など関係ないのである。
人出も少ないので浜も道路も空いていて返って好都合である。
干潮は11時前なので9時頃着くように出発する。
同行は息子とかみさん、娘は部活なのだそうだ。

現地に着くと、あれあれ、既に随分賑わっている。
いそいそと支度し熊手片手に海に入っていく。
いつもの場所から始めたが、岸の地形が随分変わっていた。
この2週間で水流が変わったのだろう。
少しずつ熊手を使いながら移動していったが、急にずぶずぶと砂に足がとられて体が不安定になった。
オットット、危ない、危ない。
体が持っていかれそうになった先は濃い緑色をしている。
波打ち際から10m程度の場所なのだが、きっと背も立たないだろう。
内湾の有料潮干狩り場と違い、子供はもちろん大人も充分注意を払う必要がある。

少し岸寄りに戻りながら熊手を使う。
ポツリポツリと採れはするが、全て5センチ前後の小型である。
随分採られたななどと思っていると地元のおばちゃんに声をかけられた。
「この間の連休で随分なくなっちゃったのよ」との事。
おばちゃんも苦戦しているようだ。

芳しくないので特異点をはずして熊手を使う。
すると目論見通り密度は低いが中型と特大が混じり始めた。
よっしゃあ!といつもならペースが上がるのだが・・・・。
実はその時には寝不足と過労で体がもう動かなくなっていた。
気を取り直して熊手を使うが長く続けられない。
少しやると、ハアハア、ゼェゼェと棒立ちになってしまう。
時計を見ると正に干潮時刻、一番良い時間、でも体力の限界である。
よろよろと車に引き上げる。
途中、砂が軟らかさが足裏から伝わるところで、熊手を使ったら特大ふたつ追加。
あんなにふらふらになりながらも、無意識で足裏の感触を探っていた欲の深さよ・・・・・

「あかしや」のみそラーメンで体を温めて帰宅。
家族3人の獲物はハマグリ2.7キロ56個、ホッキ1個也。
ハマグリは義父の喜寿祝いに進呈予定。

ハマグリが採れていた場所は沖の特異点と岸近くの離岸流の近辺。
離岸流近辺で採っていた人は型も良いものを持っていた。
離岸流近辺は流れと深さに要注意、砂も軟らかいし。


豆知識
鹿嶋・波崎で聞いた貝の呼び名
チョウセンハマグリ = 本ハマ・本貝・ハマグリ
コタマガイ = 平貝・チョウセンハマグリ(チョウセンハマグリが本ハマ・本貝と呼ばれることから混乱して標準和名のチョウセンハマグリが本当のハマグリと違うという意味でコタマガイについてしまったものかなあ?)