潮干狩り 逆境克服編 IN 鹿嶋 2007/04/21



遊びに来ているのに海猿さまから注意を受けるのは面白くない。
さあて、どうするか・・・・・。
無い知恵を絞る・・・休み時間、眠る前、飯、トイレ、風呂、仕事中・・・おっと、危ない。

改めて「茨城県海面漁業調整規則」を見る。
我輩のような「遊漁者等」に許されているのは、
(1) 竿釣及び手釣(まき餌釣を除く。)
(2) たも網及びさで網
(3) 投網(船で使用しないものに限る。)
(4) やす及びは具(幅20センチメートル未満,爪の長さ5センチメートル未満,柄の長さ50センチメートル未満のものであって、網をつけないものに限る。)
(5) 徒手採補
である。

うん?まき餌釣りも禁止されているのか、海猿たち、これも取り締まれる?(冷笑)
(1)の「竿釣及び手釣」を貝に適用するならギャング仕掛けになるが好みではない。
また根掛かって切れたりしてギャング仕掛けが浅場に残ると危険極まりない。
いい年齢の親父が人が入るような場所にギャング仕掛けを投げ込んでいるのを時折見かけるが慎んでもらいたいものである。
(3)の「投網」も貝取りには無理だろう。
(4)の「やす及びは具」も新しい形の設計図はあるのだが製作までの日数が掛かり即効性は無い。
(5)の「徒手採補」は論外。道具を使ってこその人間だよね。
残るは(2)の「たも網及びさで網」か。
これって大きさの規制無いね。
お、さで網といえば、おそらく20年近く前に買った安売り品が押入れにあったはず・・・・。
よっしゃあ、あれを使おう!

さて、当日。
息子とアサリ場へ。
周りはジョレン、スコップ、熊手など様々。
考えたのは蹴とばし漁。
さで網を潮下に置き、足で砂泥を掘り、貝を蹴りこんでいく。
結構ごろごろとした感触がある。
網を引き上げると、おっ、入っていました、良型アサリ。
効率からいえばジョレンには比べられない。
しかし、この調子なら一食分にはなりそうだ。

網なので貝以外の生物も入ってくる。
蟹が一番多いが、ヘラヘラ虫、ヨウジウオ、烏賊の子、ハゼ、海老、などなど。
網を引き上げるとき、結構楽しめる。

蹴とばし漁、頭で考えた通りで順調である。
これを踏み台にして道具を改良しよう。
アサリは大きいボールひとつ獲れた。

日々の仕事で神経はピリピリしていて疲れているのだが体の疲れは無いため眠れないことが多い。
釣りや潮干狩りは、アンバランスになっている神経と体をリセットするために必要なのである。


釣りメモ
夕方から宵の内までワームを引いたが
撃沈