潮干狩り in 波崎 2008/3/9



このところ、ずっと野暮用に追われてまともな釣りにいけない。
年明けてから、極めて短時間の釣りには行ったのだが荒天だったこともあり満足感は非常に薄い。
この一年私を束縛した野暮用というのは、団地の管理組合だ。
マンションは他人との付き合いが薄く楽だと思って購入したのだが正反対である。
滞納者、悪戯する餓鬼、ゴミのルールを守れないタコ、数十メートルの道のりを億劫がる路上駐車常習者、苦情で仕方なく注意すると開き直るモンスター住民、等等、いやはや、困り果てたものだ。
管理組合の役員をやると学ぶことも多いが、結論的に学んだのはマンションは買うもんじゃないということに尽きる。
そもそも市民革命を経験していない日本において、市民を前提としたコミュニティー世界を夢見るのが誤りなのだ。
思想的封建制からいきなり個人主義に走ってしまった日本には民主主義など根付かない。
全て擬似商品経済で説明される。
学校のモンスター・ペアレンツも、注意に開き直るモンスター住民も本質は同じ。
教育や団地自主管理を商品売買と勘違いしているのだ。
教育や団地管理を商品化したらサービスを受けている人が支払う単価では売買は到底成立しない。
当然、善意やボランティアがあるのだが、市民革命を経ない資本主義経済に慣れ親しんだ人間には理解できないことなんだろう。
ちなみに逆の意味で介護保険や医療保険も同じ。
基本的人権や生存権からは説明されずに、擬似商品の取り扱いである。
いかん、また、ぼやいてしまった・・・・・・

もう、本当に久しぶりに、1日の時間が取れた。
気温も上がりそうだ。
潮位はそんなに低くはならないが潮干狩りは不可能ではない。
試し掘りといきますか・・・・・・。
息子と自宅を9時過ぎに出発。
干潮時に到着。
バカ長を履き海に入る。
やはり潮位は高いので沢山取れそうな場所には入れない。
実績のある場所で熊手を使う。
すぐに息子が「落ちてた」と特大ハマグリを拾う。
波で砂が洗われ、貝が流されるので波打ち際の観察は侮れない。
私はやや沖目で熊手を使うが、採れるのは小型の蛤ばかり。
うーむ、今年はコタマガイは少ない。
もう少し深い場所なら採れる気もするが、今日は、さほど潮は引かない。
充分疲れたし、次に期待しよう。

人生の先達が数人釣りをしていた。
狙いはヒラツメガニで結構かかっている。

帰宅後の焼ハマは、納得のいくもの。
我ながら良い遊びを知っているなと自己満足。