2003年5月5日 千葉北部の河口

 マゴチとフッコを狙って4時前に自宅を出た。満潮は6時前のはずだから、その前後を狙うことにした。
 順調に車は走り、5時過ぎに現地に到着した。見るとギャング仕掛けの地元の方が数人投げちゃ引き投げちゃ引きしている。「これは魚が入っているに違いない・・・」といそいそとルアー仕掛けを準備し、早速投げ始める。ミチイトはPEの1号、ショックリーダーはナイロンの5号、ジグヘッドにグラスミノー。何回か投げたら「コン」という当たりがあった。惜しい・・・孫針をつけておけば良かったと欲深な後悔をする。
 しばらくしてギャング釣りをしている人に声をかけられる。「ギャングも全然だめだよ。魚がいないよ」との事。私はギャング釣りはやらないし、釣りではないと思っているが、地元の人たちが楽しんでいることを嫌悪する感情もない。こっちの仕掛けを引っ掛けられるなど迷惑さえかけられなければ好きなことをして楽しめばよいと思っている。まあ、それはともかく、あまり魚はいないようだ。
 投げながらついに海についてしまった。最初の当たりの後は沈黙である。鉛色の空から吹いてくる北風が冷たく、体もすっかり冷え切ってしまったので7時ちょっと前に竿をしまった。坊主でありました。




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