2003年10月4日  千葉県 栗山川

 5か月ぶりの釣行になります。もともと夏は納涼を兼ねての鯵くらいしか釣りをしませんが、今年は通信教育の夏期スクーリングと9月末までのレポート提出で行けずじまいでした。ほっと一息ついたら、季節はすっかり変わっていました。
 さあて、どこへ行きますかな。木更津ではカレイも釣れ始めているようだけど、砂利運搬の船が接岸すると移動で忙しくて、のんびりとはいきませんな。1日のんびり釣りがしたいな。うん、栗山川へハゼ釣りに行こう。というわけで、午前4時前には息子とレガシィに乗り込んでいました。
 到着は5時前でまだ暗い。車のライトで仕掛けを準備します。安価な15号負荷の投げ竿にシマノの3000番クラスのリール、1号から1.5号のPEライン、誘導式テンビン(誘導部は自作)に市販の投げ仕掛け、青イソメをつけてビュッと投げる。こんな道具でもバランスがよいので60メートルくらいは飛びます。ちなみに私は投げる力は余りありません。本格的な投げ竿(定価四万円位)でも110メートルくらいです。本当は投げ竿じゃなくてフッコ(シーバスという呼び方は感心しません)を狙う長めのルアー竿かマゴチ用の船竿が掛け味がよくて面白いのですが、継ぎ竿のため本数を持っていけません。今日は「下手な鉄砲方式」で多くの当たりを取らないと息子が飽きて「ため息プラス帰ろう」攻撃に入ってしまうものですから仕方なく振出投げ竿を選択しました。でも投げ竿は重いため一本だけライトアクションのルアー竿も息子用に持ってきました。
 しばらく待っているとククッと竿先にあたりが出ました。息子に「きたぞ」というと、見ていたようでもう竿にところに向かっていました。いきなり竿を取ってリールをまき始めたので、どうもばれてしまったようです。安めの市販の仕掛けは針先が甘く結構こういうことがあります。息子に竿をぐっと上げて合わせることを教え待っているとまた当たりました。息子はすっとんで行ってまたリールをまき始めたのでまたバラシです。そして三度目の当たり。こんどは教えられた通りにグッとあわせると魚の感触があるようです。丁寧にリールをまいてくると15センチほどのハゼでした。丸々と太っていてなかなかいい型です。しばらくして、またあたり。今度は竿先をクンとお辞儀をさせます。まいてくるとやはりセイゴでした。
 息子がおなかが空いたというので、朝食タイムにします。アルミホイルのなべに入ったてんぷら煮込みうどんです。これからの季節は必ず持って行くようにしています。カセットガス(氷点下でも使えるユニフレーム製品もあります)と小さく折りたためるイワタニのジュニアバーナーで作ったうどんに息子は大満足。気温の低いときは温かい物が何よりのご馳走です。
 ぼちぼちと当たりがあり、メッキが釣れ、シタビラメが釣れ、イナっ子も釣れて、まさに五目釣りとなりました。少々風はあるものの、吹かれて苦になるほどではありません。空は秋の空、実に気持ちいい。午後になると潮も悪くほとんどあたりもなくなりました。息子にリール竿を投げる練習を勧めると本当は投げたかったようで喜んではじめました。上達は早く20分ほどでまっすぐ投げられるようになりました。かえるの子はかえるですな。
 さあて、当たりはすっかり遠のいたし、今晩は白井市の星を見る会でアンドロメダ銀河を見る予定になっているので参加したく帰ることにしました。釣果はハゼ11尾、シタビラメ3尾、セイゴ3尾、メッキ1尾でした。秋の小物釣りとしては貧果ではありますが、のんびりした釣りができて満足のいく一日でした。
 写真のうち大きなハゼは19.5センチです。他の大きさはハゼをご参考にしてください。セイゴとメッキは塩焼き、ハゼは小麦粉とバジルをまぶして焼き、シタビラメは定番のムニエルでいただきました。イナっ子は海にお帰りいただきました。
 壁紙は釣りをしながら撮った空です。もう少し空色は濃くて水色よりも青に近い色で実にきれいでした。しかし、帰宅する頃には曇ってしまい、ついには雨まで降り出して、アンドロメダ銀河は次回のお楽しみとなりました。

 


BACK