2004年11月23日   鹿島魚釣り園


 本日も息子との釣行である。前回終了間際のイシモチ(ニベ)に味をしめた息子と、その食味に魅せられた私の思惑が一致して今回の釣行となった。息子でも充分扱える竿を用意し万全の体制で臨むこととなった。

 そんなときに限って釣れないものである。イシモチは既に深場に落ちてしまったようで気配さえ感じられない。時折木っ端カレイがかかるのみである。個体が異なるのは百も承知だが、カレイの器量など見分けられるわけもなく、「またお前か・・・」と嘆息するのみである。一度ガガッと当たりが出て、息子が心ときめかせつつ合わせ、見事にかけたが、上がってきたものはボリュームのない尻尾をフリッフリッとさせるエイであった。永六輔は好きなのだが、このエイは御免である。まあ、ともに、相手を数日のた打ち回らせるだけの強力な毒針を持っているのは共通ではあるが、刺されてはたまらないのでハリスを切って海にお帰りいただいた。

 隣の老紳士がこませを撒いているとサヨリが寄っているのが見えた。秋刀魚サイズである。今日は振り出し竿も持ってきている。 早速菅理棟へ行きこませを購入するが、カチンコチンに凍っているため困ったなと思っていると菅理人さんがお湯をくれた。親切だなあ。入場料は大人200円子供100円で格安だしカップラーメンのお湯も用意してくれているし、展望休憩室はあるし、トイレもあるし、で、とても良いです。千葉の某海釣り施設も見習ったらあぁぁぁぁ。

 コマセを撒いてつり開始。鮒のシモリ仕掛けの上にゴム管を通し、玉ウキをつける。エサはコマセのアミをつける。ちょっとして息子が大きなサヨリを釣り上げた。ほほうっ、なかなかやるじゃん。またしばらくしてもうひとつ。ううむ、二年坊主が18尺の竿を見事に捌いている。たいしたもんだなあっと感心する。保育園に通っている頃からの鮒のシモリ釣りがやはりトレーニングになっているのでしょう。もうひとつ追加。感服いたしました。

 しかし、後が続かない。よくよくサヨリを観察していると、どうも針がばれてしまっているようだ。針のところまできて、プイッと反転してしまう。ううむ、参った。袖の5号しか持ってきていない・・・・・結局追加はなし。まあ、しゃあないか・・・。