2005年1月2日  富津


初釣りだなあ、どこに行くかな。
息子といっしょだし、車横付けができるところ。
そういえば、釣り雑誌にカレイの夜釣りの記事が載っていたな。
この記事からすると富津埠頭なんてけっこう良いかも。
まあ、まずはヘチ狙いで、暗くなったら車横付けができるし、いってみるかというわけで、朝ゆっくり出発した。

富津に入り車窓から富士山が見えた。
白いところ、すなわち雪の部分が多いが、青く見えるところもかなり残っている。
暖冬なのかなあ。
それにしても、こんなに近かったっけ、とびっくりするほど大きく見える。
裾のほうも周りの山々もしっかり見える。
年末年始休暇で空気がきれいなのと乾燥した寒気が入って空気が澄み切っているのだろう。
正月らしく実にいい気分である。

ところが澄み切っていたのは空だけではなかった。
現地に着き、海を見たら、あれれー。
すっきり、くっきりで、澄み潮もいいところ。
こりゃあかん。ヘチはダメだなあ。投げもあかんなあ。

ヘチをあきらめて、埠頭へ行く。
ここも何というか、釣れる気配がない。
残念だが、この勘は実によく当たる。
せっかくここまで来たからと竿を出す。
遠くの山々はとてもきれいだ。
(当たりはないが)
夕日がとてもきれいだ。静寂そのもので時が止まってしまったようだ。
(竿も同じである)
空も実によく澄んでいる。
(当たり!うっ、隣のほろ酔い夫婦のお祭り技だった)
星が随分出てきた。
(海は明るいうちから海星のパレードである)

先程、様子を見に来たらしいご夫婦が「潮があげてこないとダメだ」といっていた。
とすればそろそろなんだが。
どうれ、エサを取り替えようか。
ん?なんか付いてる。
スナハゼとセイゴちゃん・・・・臭え・・・・このセイゴ、随分臭うな・・・。
釣ったばかりのセイゴが臭うということは、海が汚れているのだろう、可哀想に。
やはり、外海の鹿嶋のほうがきれいで良いな。

それにしても、今年も清貧釣果が続くのだろうか。

どっとはらい。