メバル in 富津  2006/5/27


久しぶりの釣りである。
どこへ行こうか迷ったが、相性が悪いというか、良い思いをしたことがない富津に決めた。
ネットに流れる富津の釣果と自分の経験との差を埋めたい。
トラウマの克服である。

というような大そうな前置きにも関わらず、実際の心は実に穏やかである。
人間ができているわけではない。
「どうせ、釣れないだろうな」と既にトラウマに負けているのである。

午後の上げ潮から夜に釣るつもりなので息子と家を出たのは10時過ぎ。
藻エビを仕入れ、木更津の「ながまた」というラーメン屋で昼食。
この店のラーメンは、騒ぐほどではないと思うがなかなかの味である。
充分満足できる。

13時過ぎに現地着。
幸いなことにメバル釣りの大敵である風がない。(^^)v
さて、公園以外は行った事がほとんどないので、あちこち見て回ることにする。
足元を眺めると・・・・・、
メタボリックシンドロームの4条件をはるかに超えたボラが悠々と泳いでいる。
アメフラシがゆらゆらと体を潮に任せている。
カニがごそごそとエサをあさっている。
嫌な予感、いつもの釣れないパターンだ。(-_-;)

見ていても仕方ないのでジグヘッドに藻エビをつけて振り込むが全然当たらない。
目ぼしいポイントを何箇所か回り、ようやく生命反応がある場所にたどり着く。
ポイントは2m程先の岩と藻。
0.5グラムのジグヘッドで藻エビをゆっくり沈ませ、チョイチョイツーッと引いてくる。
当たりは小さく竿先に違和感がある程度だが、合わせると途端にギューンと根に潜ろうとする。
17、8センチが平均だが20以上も混じる。
メバルの20センチはオカッパリ釣魚として立派と言って良い。
反論があっても、私は言う。(^◇^)

ちょっと振り込み場所がずれると途端に根掛かりとなる。
気をつけていないとアナハゼがツツーっと寄ってきて貴重な藻エビを持っていってしまう。
メバルがきても合わせ損ねたりすると根に潜られてジグヘッドごと失くすことになる。
息子も私もいくつもジグヘッドを失くし、その度に付け直すので結構なロスである。
ジグヘッドの小さなアイと1号の糸は、乱視に加え老眼がめっきり進み始めた私には酷である。
早いとこ、息子を仕込まねば。

潮止まりまで釣れ続け、釣果はメバル20、ムラソイ1、キュウセン1、アナハゼ多数。
息子は満足、私もトラウマ克服で大満足。