メッキ in 鹿嶋  2006/12/31




今日は年末恒例となっている三世代フィッシング。
利根川でハゼを釣る。
ゆっくり出て行って、途中青イソメを仕入れた店で状況を聞く。
一言で言ってダメみたい。
内房も利根川もハゼは良くないらしい。

出鼻をくじかれたが初志貫徹。
この時期でもひとひろ程度の深さで釣れるポイントへ行く。
早速始めたが釣れる気配が無い。
予報より風も強く気力も失われてくる。

しばらくして移動を提案。
決定権はこういう場合最年少が持つ。
この時期手堅いメッキ狙いにあっさり転向する。

30分程度でメッキ釣り場に着く。
先行者に声をかけると入れ食いとのこと。
早速支度して釣り始めると一投目からバイトがある。
活性が高いというよりも飢えているのではないだろうか。
このところアジ狙いのサビキ師もあまり見ない。
ボラはいるが餌になりそうな小さなベイトもあまり見ない。
うーん、とすると入れ食いで、つまらない釣りになりそうだ。

案の定、魚がいれば喰う展開になった。
上手いも下手も無い。
5センチ程度のミノー、連続トゥイッチ、刺さりの良い針先、この3点さえ守っていれば誰でも釣れる。
ミノーは何でも喰うが、強いて言えば、この日は動きがおとなしめの方が食いが良かった。
水温も下がって元気も無くなってきたということか・・・・・・。

まあ、釣れて釣れてつまらないんだけど、ルアー釣りの習性か、巻き切ると反動で投げてしまう。
なかなか止められないのである。

「釣れすぎてつまんねぇ」とぼやいていたら隣のルアーマンに「贅沢だ」と笑われた。
「判っちゃいるんだよ」と独り言のように返す。

爺さんと息子は仲良くイソメでヘチ狙いだが芳しくないようだ。
息子はパックロッドしか持ってきてはいなかったので、これにルアーをセットする。
20号ロッドに3gのミノーはどんな塩梅かと少し心配したが結果は問題なし。
もともと20号表示が怪しいのだろう。
息子も参戦し順調に釣果を伸ばしている。
釣趣は異なるが、2万円のロッドも数千円のコンパクトロッドも釣果においては大差ない。
いや、返って低弾性の安竿の方がバレが少ないかもしれない。
掛けるのは基本的に向こうあわせだが、追い合わせの意味で気持ち竿を立てたほうが良いと思う。
そう、気持ち程度でよい。
長竿で大きく竿先を動かして外してしまうのを何度も目撃している。
ルアーの場合、どんな鋭敏なラインを使おうが竿であわすのは、まず無理だ。
合わせているといっている人は単に追い合わせを合わせと勘違いしているだけだろう。
ルアーの釣りは残念だが客観的には向こう合わせであり、だからこそ針先の鋭さは重要である。

さて、ここ数ヶ月で掴んだポイントを整理すると、

○ルアーはミノー5センチ前後(リップレスがカオス量が大きく擦れにくい)
○ラインは3ポンドもあれば充分だがメッキの歯が鋭いためリーダーは必要(私は8ポンドフロロを30cm)
○ハリ・ライン・リーダーに金はケチらない(メッキだけじゃなく釣り全般)
○流れがあるところを狙う
○日中のルアーはナチュラル系有利
○釣れすぎて面白くないときはポッパーに替えるなど自分の方で変化をつけて楽しむ工夫をしよう。

そんなところが基本と思われる。
まあ、並んで釣っている人達と比べてもそう劣る釣果ではなくなっているので、ハズレではないでしょう。
結果は3時間半程度でメッキ40尾以上、息子は20尾以上。
途中まで数えたけれど面倒になってしまった。
納竿としてはメデタシメデタシか。