フッコ in 木更津  2007/07/16



腹、減ったあ・・・・・。
このところ、おまんまにありつけていない・・・・・。
天気が悪く仕事になりゃしない・・・・・って、鈴木さんの話っす。
台風が来て、狩りもまともにできず、相当腹が減っているに違いない!
久しぶりにスズキを狙うか!
というわけで暗いうちに出発する。
今日は単独釣行である。
息子はいよいよ親離れの時期に至ったようだ。
成長は喜ぶべきことなれど、寂しいものでもある、か。

さて、車は順調に木更津へ至る。
現地は既に明るくなっていた。
数人の釣り人がいるが、ルアーは私だけのようだ。
今日は竿の様子見を兼ねている。
購入したのはダイコーのFZ-80XFELASTICという竿、ちょっとシリーズの中でも異端児である。
カタログ値に興味を引かれ、上州屋で現物を確認して購入した。
いわゆるライトシーバスって奴である。

糸はファイヤーラインの8lb(余りライトではない)、リーダーはクレハのフロロ16lb(これも)、スナップの先にビーフリーズ65sをつける。
ルアーが軽いため遠投は効かない。
30m程度だろうか、ヒョイと投げてリーリング開始。
ブリブリとルアーが動いているのがよくわかる。
岸まで巻き切って、再投入。
と、コン、ウリウリ、と、バレタ。
セイゴクラスである。
と、間もなく、同じ当たり。
小さなのが入っているようだ。
やはり小さな魚は弾いてしまうようだ。
潮は本格的な下げに入った。
左から潮目が近づいてきたので気合を入れてルアーを投入する。
投入十数回、既に潮目は右彼方へ遠ざかる。
しかし、魚の存在は明らか。
時折、イワシが追われるのが確認できる。
諦めずに投げていると、ゴン!
セイゴの引きではないが、スズキの引きでもない。
フッコの引きを楽しんでいると、隣で投げ釣りをしていた坊主が走ってきた。
どうも取り込みを手伝ってくれようとしているようだ。
「大丈夫だよ、掬うのも自分でやるから(^^)」
そう、私は取り込みまでを一人でやることで「釣った!」という満足感を得ている。
実際、ルアーで釣った魚の取り込みはフックの関係でエサ釣りよりも難しい。
失敗したときに他人を恨みたくないので自分でやることにしている。
2005ツインパワーのドラグはゆるゆるに設定してあるので実に楽しい。
ようやく弱ってきたようなのでタモ取りをしようとしたらフックが網に絡まった。
すかさず網をひっくり返して無事タモに収める。
メジャーを当てると48cm、サイズとしては物足りないが、竿のおかげで充分楽しめた。
この竿、2本継ぎだが、手元と穂先は別物である。
実力は60オーバーを獲らないとまだ判らないが、一番が軟らかいため魚の動きによくついていく。
ガイド径が大きいため、軽いルアーもよく飛ぶ反面、PEの絡みは多いようだ。
ま、及第点で満足のいくレベル。

で、これで触発されてしまったのが、さっきの坊主君。
こんな小さいルアーで釣れるのか、どういう風に誘えばいいのか、と質問を連発する。
どうも、タックルを持ってきているようだ。
坊主君、私から情報を仕入れ戻っていったかと思うと、またやってきた。
このとき私は2匹目のフッコをかけていた。
「連続だ、連続、夢のようだ!」と、隣で私の数乗分も興奮している。
無事タモ取ったのは全くの同サイズ。
リリースの後、坊主君は今回の目的であるリーダー結びとスナップをGetしていった。
しばらくしてちょっと離れてルアーを投げていた坊主君が「当たった!」と叫んだ。
声に反応して顔を向けると、「いま、当たりました!」と報告してくれる。
「しゃべっている隙があったら、どんどん投げろ!」と叱咤激励してやる。
まもなく私は帰路に着いたが、坊主君、釣れたかな?