ひっぱりサビキ in 鹿嶋  2007/07/28




さて、ようやく休みだ。
このところ本業と地域の用事で豪く忙しい思いをしている。
しかも不発達の脳みそを使うため精神的疲労は並みではない。
頭の疲れに見合うだけの体の疲労が必要なのだ。
というわけで釣行の合理化は成立した。

今日は珍しく家族4人の参加である。
さすがに早朝は辛いし、日中もこの時期は暑くしんどいので、夕方に狙いを定める。
14時過ぎに出発し、成田の麦家で少し遅い昼食にする。
注文したのは定番のつけそば。
いつもより麺が軟く感じられたが旨いのは相変わらず。

腹拵えを終えてナビにルートを訊く。
栗源経由で鹿嶋へ約40km、意外に近い。
ベイシアでトイレ休憩し、港公園へ。
さすがに土曜日、堤防はいっぱいだ。
混んでいる隙間に入り込み釣り始める。

家族は振出竿で際を狙う。
イソメ類なら確実だが、触るのと臭いが嫌なのでエサはカニカマ。
何か釣れるのではないか?という期待。
私の仕掛けは3号5.4m磯竿に3.6mサビキ仕掛け。
ハリは8号、幹糸5号、ハリス3号の太仕掛け。
サビキといってもコマセ無しである。
コマセは臭いし、面倒だし、道具は汚れるからキライなのだ。
以前はコマセもイソメ類も随分使っていたが、何の抵抗も無いという事はなかった。
単に釣る楽しさが抵抗を隠していただけである。
ところが、疑似餌の釣りが主体になってからは、その抵抗が前面に出てきた。
いまはカレイやハゼなどイソメエサでなければまず釣れないもののみ生エサを使う。

さて、3.6m仕掛けはちと長いがオモリ8号をつけてゆっくり投げる。
竿がデロンデロンなのと風が強いのと場所が狭いのとで思い切り投げられない。
それでも30mほど先に仕掛けは落ちる。
底まで沈めて竿をあおり、また沈め、糸が弛んだ分だけ巻いてやる。
海底をのこぎり上に探るイメージである。
数投めか、竿にフワフワしたサビキ仕掛け独特の当たりがある。
慎重に巻いてきたが、バレてしまったようだ。
魚が食うことが判ったので俄然元気が出る。
同じように探っていると重い感触、アジではない。
何だ?と巻いてくるとタチウオ!
小振りだが旨いのでキープ。
しばらくしてフワフワとした当たりがあり、巻いてくるとやはりアジ。
小さいが旨そうである。
遠くに潮目が見えるのでそこに投入する。
落ちていく途中でフワフワした当たり。
芳しくない振出竿を握る息子に「巻くか?」と聞くと走ってくる。
釣りに来たからには、やはり魚の感触を味わわないと。
小鯵の部類だが、先程より少し大きいアジが2匹。

黄昏まで釣った釣果はアジ6匹、太刀魚1匹、全て投げサビキ。
夕涼みを兼ねた2時間弱の釣りなので結構満足した。
次回は、サビキ仕掛けの長さと竿の長さを短くして手返しをよくしたい。

アジはたたき、太刀魚はバター焼、どちらも買った魚と違い実に旨かった。