ルアー in 木更津  2007/09/02




WEBにはUPしていないが、8月中も数回釣りをした。
鹿嶋でのひっばりサビキと木更津でのスズキ狙い。
鹿嶋ではワカシ・カマス・アジが1匹ずつで情けない釣果であったし、木更津では坊主であった。
しかし、釣果のあった鹿嶋より、坊主の木更津釣行の方が実は充実していた。
というのも、ベイトリールが手に馴染んできたのである。

朝夕はともかく、日中のスズキは陰にいることが多い。
いままで船の下をスピニングリールのPEラインで狙ってきた。
しかし、PEは根ずれに弱く、比重も軽い。
PEの限界を感じていた。
比重のあり根ずれに強いフロロを使いたいのだがスピニングとの相性は最悪である。

20年前には不器用な私の手に扱えるベイトリールはなかった。
とにかく投げるたびにバックラッシュを起こし釣りにならなかった。
その後数回の釣行の末、ベイトリールは船釣り用となった。

昨年、一緒に鱸釣りをした同僚がベイトリールを使っていた。
回転音も心地よく、結構な飛距離を出している。
「上手いもんだなあ」と声をかけると「そんな難しくないですよ」と答える。
40年も釣りをやってきて、釣り道具に苦手があるのは我ながら情けない。
それに、何といっても船下の鱸を狙いたい。
そして、昨年の冬、ボーナスを投じ、メタニウムというベイトリールとベイトロッドを購入した。

私が通う場所は夏からが鱸のシーズンになる。
いよいよベイト仕様での釣りである。
説明書通り、スプールをルアーが自然に落ちていく程度に調整をして緊張の第一投。
おっ、バックラッシュしない。
トラウマにより投げた直後からサミングし続けたので、飛距離はスピニングの半分程度だが、バックラッシュしない。
よし、今度はもう少しスプールを緩めて・・・。
その後、あれこれ試すうちにコツがつかめてきた。
昔のベイトリールは今のベイトリールに手を通じて置き換わっていく。
サミングも着水直前で問題ない。
フロロの4号を巻いてあるにも関わらず、ルアーの重さは12g程度まで落とし、飛距離もスピニングの7割程度まで出るようになった。
ベイトリールにトラウマを持つ皆さん、恐れることも恥じることもありません。
今の若者が器用になったのではなく、道具がよくなったのであります。

もうひとつ、認識が変わったものがある。
糸、PEライン。
PEはひっぱり強度が強く、耐久性も高いのだが、絡みには閉口していた。
PE対応ロッドも各社から出されているが、飛距離に問題があったり、たいして役に立たなかったりで諦めていた。
特に私が使っているAR-Cはガイドへの絡みがひどく腹立たしくさえあった。
今思うと愚かなのだが、それは竿の所為ではない。
勘違いの原因は竿の売り文句としてPE対応などとしているからだろう。
絡みは正に糸の所為と認識させてくれたのが、ダイワのモアザンセンサー+Siの0.8号。
メチャクチャ高い糸なので迷ったのだが、5000円を切る限定価格に思い切った。
いままで2回釣行したが絡みはゼロ。
耐久性などはこれからだが、とりあえず大満足。
短所はふたつ。
まずは値段で、なんと定価は税込み8715円、実売でも7000円近い。
なんとか下げて欲しい!
もうひとつは色。
白なんて、あんた、東京湾の水に浸って一発でチョコレート色に染まってしまったぞ!
でも、まあ、この糸が3500円位ならば、他社の糸は全く売れなくなるでしょうね。
PEの認識を完全に変えた糸です。


釣果報告を簡単に。
どういうわけか船がたくさん停泊していて釣る場所がほとんど無い。
それでも僅かに空いた場所で投げていると際で30cm程のセイゴが掛かる。
近くにいた小さな子供を連れた家族が見ているので、「要ります?」「いいんですか」とさしあげる。
その後、顔見知りのルアーマンと一年ぶりに再会した。
息子は「ひと回り大きくなったね」と声をかけられて照れくさそうである。
その方の話では、ここのところ良くないとのこと。
しばらくして、別のルアーマンに話しかけられる。
その方は全然ダメで、「魚が入っていない」といっていた。
実は8月中の釣行の際、スズキサイズが追ってきたのを見ているので入っていないのではないと思う。
確かにベイトは少ないが、単に潮が動かないので喰わないのだろう。
さて、下げ潮が効き始めると、沖目でフッコクラスが掛かった。
しかし、鰓洗いをされフックアウト。
アリャ〜・・・凹。
ちょっとしてズシッとくるアタリ。
途端にドラグが乾いた音を奏でて、糸が引き出されていく。
明らかにスズキサイズ。
ところが、その直後にフックアウト。
ア〜・・・・・・凹凹凹凹。
追い合わせが甘かったか・・・・・。
気を取り直して沖目にワンダー95をなげる。
カラーはレーザークリーンヘッドマジックチャート。
エッ?そんな色は無いって!
以前、半値セールの時にグリーンヘッドチャートが欲しかったのだが、売り切れて、唯一残っていたレーザーグリーンヘッドに黄色のマジックを塗ったものだ。
さすが木更津のフッコはセンスが良く、その微妙なカラーに食いついてきたのだ。
余裕で寄せてくると50cmオーバーのフッコ、スズキサイズの手前かな。
と、フックアウト・・・・・凹凹凹凹凹。
その後、息子のライントラブル、ちなみに息子のラインはファイヤーライン8lb。
解けないので息子に自分の竿を渡し、自分はベイトロッドに切り替えたが、息子は体力的に私はベイト仕様で共にポイントに届かないまま時合を逃して結局撃沈。

これをUPしているのは9/9、実は早朝から釣りに行くはずだったが、潮と体調がいまひとつのため午後に変更。
いざ、木更津へ!