青物  in 鹿嶋  2008/8/3



何としても、青物を釣りたい。
息子は夏休みなので月曜日以降も関係ない。
私も「仕事はそこそこ働けばよい」と最近悟ったので連荘を強行する。

本日こそは青物を上げるぞと意気込むが策があるわけではない。
青物の個体にも個性があり、どれか引っかかってくれるのではないか。
何しろ相手は魚なのだ。
哺乳類の前の前の前の知能のはずだ。

黎明から投げるもスカばかり。
もう諦めていた8時過ぎ、グラスミノー青バチMを際に落としたメバルロッドがクッと押さえ込まれた。
空かさず合わせるとズンという重量感が一気に右手に伝わり、その次の瞬間竿先は半月状態となる。
ラインはナイロン1号、場所は根の上、面白い状況だ。
調整しておいたドラグはジジという小気味良い音を立ててここぞとばかりに良い仕事をしてくれている。
根に突っ込もうとする魚を竿捌きで回避させる。
姿は見えないがショゴ(カンパチの子)だろう。
何度か遣り取りを続けるうち、一瞬ギラッと見えた魚はやはりショゴ、結構大きい。
息子がタモを準備するが、足場が高いうえにタモが重く自由にならない。
それでもようやくタモに収める。
尺越えショゴ、立派、何よりも旨そう。

今度はメタルジグを投げていた息子にかかる。
私は竿を放り出しタモを準備する。
堤防際まで寄せてきた魚は同サイズのショゴ。
タモ入れの直前に魚が暴れ、硬い竿先がその動きに追従できずラインが一瞬緩み痛恨のバラシ。
残念無念。
その後も頑張るが、結局、釣果はこの1尾のみ。

ショゴの刺身、久しぶりでした。

参考までの釣りメモ
竿はシマノのRF73、リール05アルテグラ2500S、ラインはヤマトヨテグスのスーパーソフト1号、2.5gジグヘッド。ナイロン1号のリールとして、シマノなら2500Sがよい。1000番台のリールは径が小さくナイロンラインはすぐに縒れてしまう。ヤマトヨテグスのスーパーソフト1号は6lbある。商品名通りソフトでトラブルが少なくこのところ愛用している。