in  鹿嶋  2009/5/5





日付が替わる頃、短い眠りから覚めた。
Live Camera で風をチェックする。
ほとんど無風で安心する。
1時過ぎに出発。
深夜だというのに車は結構走っている。
神崎あたりまできたら道路が濡れている。
ん?散水車?
と、今度は大粒の雨が降ってきた。
やれやれ、平野部の雨なんて聞いていないぞ・・・・
雨は鹿嶋近くになって小降りになってきた。
3時に現地着。

竿を2本、クーラー、合羽も出して釣り場に向かう。
随分、人が多い。
たくさんのケミホタルを確認できるが、飛ばず、舞わず、暗闇に静止したままだ。
空いた場所に陣取り、いそいそと支度する。
10分程度で第1投。
これは2本針のオキアミ餌。
続いてのもう1本は3本針で2本はピンクスキンバイオワーム、下針がオキアミ餌。
どちらも吹き流し仕掛けである。

月はなく、無風で、海面は漆黒の鏡である。
たまに通り過ぎる船の余波で緑の電気ウキの灯が滲む程度の変化しかない。
右から左への流れも止まってしまった。
それでも、朝マヅメに備え黙々とコマセの入った仕掛けの投入を繰り返す。

随分明るさが増した頃、緑の灯が不規則に滲んだ。
糸ふけを取り、竿であわせる。
グッと手応えあり!
おお、久しぶり!
取り込んだのはやや小さめの鯵。
おっ、バイオワームに食っている。

ヨシ!と気合を入れて投入するも後が続かない。
ウーム、群れが薄いか。
それでも餌がなくなるまでと投入を繰り返すが、浮きは力なく海面に突っ立ったままである。

完全に明るくなった頃、かすかに確認できる緑の灯が沈んだ。
合わせるとグッと手応え。
あがったのは一目で20cmオーバーと判るサイズ。
今度はオキアミに食った。

完全に明るくなってしまったので撤収する。

貧果と言えば正に貧果だが、穏やかな釣りができて満足した。