in  鹿嶋  2009/11/14




行こうか、行くまいか、悩んだが、結局、午後から出かけることにした。

億劫さは、戸外に出た途端に消えうせ、気分は晴れた。

昼食の弁当、長期戦用のバナナ、お茶を仕入れ、一路鹿嶋へ。



公共埠頭に近付くにつれ、何やら高いクレーンのようなものが見える。

到着してビックリ、「富士」と書いてある巨大なクレーン船が埠頭をほぼ独占している。

クレーンの支柱、フックなど、今まで見たクレーン船とは比べ物にならない。

岸壁につなげるロープやアンカーも、何本も出ていて前後をあわせると全長の倍は岸壁を使用している。

当然、釣り場は狭くなっているので、まずは入る場所を探した。

船とロープの間に入れる場所があったので、そこに決める。



へら竿2本とリール竿1本にトリックを付け竿かけにセットして日没を待つ。

黄昏れて、クレーン船の投光器がこちらの海面を照らしているのに気が付いた。

おっ、これは、良いかも。

岸壁でよく見る発電機の灯りよりもはるかに明るい。

今日は水中ライトは要らない。



夕まずめ、パタパタと鯵が食ってきた。

型は良くない。

さらに、その後は当たらなくなった。

帰ろうかどうか迷ったが、眠くないので粘ることにした。

クレーン船からも竿が出てきた。

狙いは鯵だろう。

実際はどうか知らないが、職住遊いっしょで羨ましい限りだ。

我輩なら中央航路にカレイ狙いだななどと思ってしまう。



寒くなってきたので車に入って当たりを待つ。

当然、合わせは遅れるので、結構ばれてしまう。

でも、釣果と快適さのどちらを優先するかといえば、後者だ。



不思議と今日は眠くならないと思っていたが1時を過ぎた頃、睡魔が襲ってきた。

襲われるままに眠りにつく心地良さ。

車の中で狭いのが難点だが。



朝まずめに2匹追加して竿を納める。

鯵は小型14匹。

青物でもとの「泳がせ」は不発。