ECOS for Winによるビオトープ浄化シミュレーション試験公開

    ●ビオトープ浄化シミュレーションを試験公開します。
    ●著作権はすべてDBT(生物工学研)に帰属します。
    ●圧縮ファイル(LZH)で配布しますので、デスクトップ上の任意フォルダに解凍してください。

    ECOS for Winについて
     ECOS for Winは常微分連立方程式をm元ルンゲクッタ回路で時間方向に積分する微分解法プログラムです。 解析空間は1ボックスですが、方程式またはデータの組み合わせによって多次元ボックスの解析も可能です。詳しくはhelp.pdfをご覧ください。
    ビオトープ浄化モデルについて
     ビオト−プ浄化モデルは生物工学研のオリジナルモデルです。温度や光、水質などの物理・化学環境と生物相互の関係が計算できます。
     計算可能項目は以下の16項目です。初期値をゼロにすれば計算対象からはずれ、連立しなくなります。 従ってこのモデルによってダム湖の富栄養化シミュレーションも可能です。
     計算対象項目は次の17項目です。連立微分方程式によって関連項目が連動します。

    @マコモ現存量(kgwet)
    Aシュロガヤツリ現存量(kgwet)
    Bウチワゼニグサ現存量(kgwet)
    C植物プランクトン(ugChl.a/ι)
    D動物プランクトン(mgC/ι)
    E溶存酸素(mgO2/ι)
    FBOD(mgBOD/ι)
    G無機態窒素(mgN/ι)
    H有機態窒素(mgN/ι) I無機態リン(mgP/ι)
    J有機態リン(mgP/ι)
    K除去窒素量(kgN)
    L除去リン量(kgP)
    M総窒素(mgN/ι)
    N総リン(mgP/ι) O糸状藻類(gdry/u)
    P植物プランクトン換算SS(mgSS/ι)

     外部からのデータ(強制圧力)は次の通りです。目的とするデータを使用した本格的解析も可能です。

    (M1)気温(℃)(M2)平均水温(℃)(M3)ボックス底層の水温(℃)(M4)日射量(MJ/u・day)(M5)風速(m/sec)
    (M6)ボックス底層の溶存酸素(mgO2/ι)(M7)マコモの刈取り(植込み)量(kgwet/回)
    (M8)シュロガヤツリの刈取り(植込み)量(kgwet/回)(M9)ウチワゼニグサの刈取り(植込み)量(kgwet/回)
    (M10)総流出量(m3/day)(M11)流入量1(m3/day)(M12)流入植物プランクトン1(ugChl.a/ι)(M13)流入動物プランクトン1(mgC/ι)
    (M14)流入溶存酸素1(mgO2/ι)(M15)流入BOD1(mgBOD/ι)(M16)流入無機態窒素1(mgN/ι)(M17)流入有機態窒素1(mgN/ι)
    (M18)流入無機態リン1(mgP/ι)(M19)流入有機態リン1(mgP/ι)(M20)流入量2(m3/day)
    (M21)流入植物プランクトン2(ugChl.a/ι)(M22)流入動物プランクトン2(mgC/ι)(M23)流入溶存酸素2(mgO2/ι)
    (M24)流入BOD2(mgBOD/ι)(M25)流入無機態窒素2(mgN/ι)(M26)流入有機態窒素2(mgN/ι)
    (M27)流入無機態リン2(mgP/ι)(M28)流入有機態リン2(mgP/ι)(M29)平均流速(m/sec)

     解析空間は次の通りです。目的とするデータを使用した本格的解析も可能です。

    S(1)ボックス体積(湛水容積)(m3)S(2)ボックス空隙率(基質空隙)(u)S(3)ボックス表面積(湛水面積)(u)
    S(4)ボックス底面積(基質面積)(u)S(5)ボックス底面に対する表面積倍率"S(6)ボックス平均水深(m)S(7)マコモの植付面積(u)
    S(8)シュロガヤツリの植付面積(u)S(9)ウチワゼニグサの植付面積(u)S(10)糸状藻類の繁茂可能面積(u)
    S(11)ボックス流路長(使わない)(m)

    ここでの想定
     ここに紹介するモデルの想定概要は以下の通りです。
     @気象・・・中部地区(愛知県気象月報を1年分入力済み)
     Aビオトープの規模・・・5×0.5×100mの水路
     B流量・・・1日当り10m3、50m3、100m3、250m3、500m3の5段階
     C水質・・・無機態窒素で10mg/ι、無機態リンで2mg/ι、BODで10mg/ι程度の強度汚濁を想定
     D植栽・・・植物各々を最初1kg植栽
    解析のポイント
     植物プランクトンと糸状藻類が競合関係にあり、栄養を奪い合う様が見られる。植物が十分繁茂すると栄養塩の浄化が見られる。
    ダウンロード

    ●下のボタンを右クリックし、【対象をファイルに保存】を選択するとダウンロード先のフォルダを聞いてきますので、指示に従って操作してください。
    ●実行にはWindows\systemにTHREED.VBXとVBRJP200.DLLをコピーしておく必要があります。
     必要ファイルはMicrosoftからダウンロードしてください。
    ●操作方法はhelp.pdfに従ってください。但し、ダウンロード版はモデル作成機能はありません。その他の解析、保存機能は完全です。

    ●サーバー容量の関係で平成20年5月よりダウンロードできなくなりました。
      Ecos for Win使用説明ファイルをダウンロード 199KB】
      計算結果の紹介ファイルをダウンロード 221KB】
      Ecos for Win圧縮ファイルをダウンロード 631KB】

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