東京ゲームショウ2007
近年のゲームソフトはネットでの情報や体験版で購入を判断することが多いので、ゲームショウも段々と「雰囲気を楽しむ場」と化しつつあります。
ぶらーっと廻って、たまにコンパニョンさんを撮影するもサマにならず。たとえばこんな感じ。ちなみに右のほうでフラッシュを焚いていないのは、すぐ横に撮影禁止の大型モニターがあったからです。
セガブースでトレイラーDVDを配布していたけれど、見たい映像はおおよそ既にネット配信で視ており寂しからずや。
そうなると、買うか買わぬか迷っているタイトルの試遊台へ向かうのが筋ですが、"Rise from Lair"や『龍が如く』の行列は長かったので断念。
液晶クリーナー欲しさに、auブースの『MGSモバイル』を遊んでみたのですが……やはり携帯電話のキーでは、操作がつらい。移動はテンキーが使えるからいいものの、一度壁に貼りつくとそのままになるのが難儀。
押しっぱなしが難しい場合のある携帯電話に配慮したのでしょうけれど、MPOの操作性がいかに練られていたかを痛感しましてございます。
とはいえマイクロソフトのステージが少し気になって、上級者のHALO3対戦エキシビジョンを見ていたのだけれど、FPS対戦の盛んな欧米と違って、上級者の腕前を披露するようなプロモーションは販売促進にならないと思うのですよ。
日本のFPSヒエラルキーは、かなりの逆ピラミッドになっていると思えますゆえ。
ぶらーっと見るだけでしたが、なんだかんだで5時間ぐらいは会場内におりました。
思い返すに、途中10分ぐらいMSブースのステージ前で座っていたのと、1分ぐらいパンフレットを整理していた時以外は、ずーっと立ちっぱなし。
もっと体力が衰えていると思ってましたわ。雨が降ってきたので寄り道せず帰宅。
体力的理由から百里行きを断念しましたが、体力練成のために陽が落ちるのを待って秋葉原へ走行。
せっかくなので新しいソフマップ本館を冷やかしてみました……いえ、欲しいものがあれば買うつもりではありましたが。
事前の情報で総合店であることは理解していたつもりですが、やはり圧倒的物量で攻めるヨドバシに比べると寂しい。
ニュースサイト等によると、商品を試せる店舗を目指しているようですが、どれだけ品定めの役に立ちますことやら。
他にも用事があったので、あまりじっくり見られませんでしたが、ヨドバシに対抗するというよりは、やがて攻めて来るかも知れないYKK(ヤマダ・コジマ・ケーズ)に備えているような気がしなくもありません。
ああ、マイケル米の映画を金払って観る日が来るとは。
下馬評の中に「マイケル米は相変わらず脚本を練っていない」というのがあったけれど、見ていて思ったのは「これ、わざとやってんじゃないかなあ」ということ。
つまり、米軍を活躍させて見せるために、TF同士の戦いがぼやけているんではあるまいか。
序盤から中盤までは、あくまで「謎のロボットに襲われ、それになんとか対抗しようとするアメリカ軍」という図式が貫かれる。どうやらTFに対する予備知識のない観客を意識したらしい。
その雰囲気が引きずられてしまうため、終盤になってオートボット(サイバトロン)とディセプティコンズ(デストロン)の熱い戦いが繰り広げられても、どこか空々しい感じがしてしまう。
(終盤の戦場となる場所の選択は、オプティマスの性格から考えると不自然だよねえ。序盤〜中盤との差別化かもしれないけれど)
なんというか、『アルマゲドン』→『宇宙戦争』→『ID4』である。主にアメリカ向けの娯楽作であり、米軍全面協力を受けていることもあって、全体的に米軍マンセーの文脈が貫かれていることは否めない。
しかし、映像のとてつもない説得力は他の追随を許さない。実在の機械がロボットに変形するという妄想を、とてつもない努力によって映像化している。
高速道路ではメィトゥリーックスもびっくりだ。他の映画を意識しすぎかもしれんが。
またミリタリヲタにとっては、中盤の米軍CASシーンがたまらん。まあ映画では相変わらずのFACがいないCASではあるんだけど、地上の戦闘員が頑張って情報を送っているのでよしとしよう。
まあしかし、セリフをくどくする必要はないんだけど、A-10の少し先にOA-10が飛んでいるのが見える……とかいう描写があるとうれしかった。
バンブルビー(カマロ)の隣にこっそりバンブル(ビートル)を置いてくれるぐらいなんだからさ。
あとF-22ベースのスタスクは、画面上ではさほど気にならなかったが、おもちゃのスタイルは悪夢だ(・∀・)
日記を書き溜めていたので、強引に更新しました。
『トランスフォーマー』吹き替え版を観に行こうと思ったら満員なので引き返してきました。当然字幕版を観る気はありません。
エバンゲリョン? それよりもグレンラガンを映画化してくれ。
そんなかんじでーす。
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最近の散財:
面白いんだけれど、話は原爆というオチに向かって突き進んでいる途中なので、コメントしづらい。
ああ、草加が乗り込んできたことは、草加マンセー読者への当て付けなのかもしれないと思った(爆)
ドラマツルギー的には、アームストロング少将に救われているなー、という気がしなくもない。
いやまあ、長期連載でこれだけの面白さを保っていることは素晴らしいのですが。