8月29日
ファミ通の『メタルギアソリッド』座談会に、ちょっと興奮。ゲーム誌で毛利元貞氏を見るとは思わなかったもの。
で、内容なんだけど、毛利氏が小島ゲームのファンだったことがわかり、「ほう」と思ったりした。
こういった座談会っていうのは、得てして内輪の馴れ合いとかになって、好きでない人間にはどうでもいいものになりがちなのだが、最後に毛利氏が
「だって俺、傭兵だもん。」
と締めてくれたのが、うれしかった。ドライ。馴れ合いなんてしてたら、こちとら命がないんですよ、と。
8月27日
ツァイト不渡り?
大ショック。8月始めにツァイトホームページに行ったときには健在だったのに……。もっとも、この不渡り告知は8月8日からあったらしい。
JG for Windows を本気で期待していたワタクシにとっては大痛手。
さて、G.CREW の修行を始めるか……(冷血漢)。
最近、仙波隆綱氏のことが気になる。今ごろ何をしているのだろう。
仙波隆綱氏は、元アニメーターのゲームデザイナー。アニメーター時代の仕事としては『逆襲のシャア』作画監督が有名……といっても、この映画、作画監督が4人もいる……。
その後、タイトーへ入社し、『ダライアスII』の演出補でデザイナーデビュー。
本格的なものでは、『ガンフロンティア』『メタルブラック』『ダイノレックス』のプロデュースおよびデザインを手がける……が、『レイフォース』のスペシャルサンクスに名前を出した後、その名を見かけなくなる。
創刊直後のコミックゲーメストに、自ら『メタルブラック』の漫画を連載するも、即時打ち切り。
ワタクシは単行本落ちを待って本誌を読んでいなかったので、ガックリ肩を落としたよ。
気になるあまりgooで検索したのだが、出るURLは手塚プロダクションのものばかり。
もしやと思ってクリックすると、『24時間テレビ』アニメの原画マン……。
ガックリといえば。
これも古い話で恐縮だが、『月刊少年キャプテン』の休刊、なんとかならんだろうか。
いや、別に松本嵩春氏の事じゃなくて、『強殖装甲ガイバー』の話。今日、うかつにも単行本最新刊を買ってしまったのよ。それが見事なまでに、続きが気になる場面で終わっていやがってさ。おまけに"TO
BE CONTINUED"だぜ?
本当に続きを書いてくれよ!
8月25日
こう思う人が他にいるのか知らないが、筆者は渋谷を歩くとやるせない気分になる。なぜだろう。
たぶん、東京という場所のいびつさと物悲しさが、この街には詰まっているのだろう。
そんな事を思いながら、よせばいいのに渋谷会館で『メタルブラック』をやる。
なんと、初の1コインクリアをしてしまった。もっともこれには、エクステンド5万点設定・自動連射付きというオチがつくのだが。
あのエンディングを観ていると、胸が詰まり、目頭が熱くなってくる。「何をバカな」とおっしゃるかも知れないが、筆者にとって『メタルブラック』とはそれほどのものなのだ。切なさのあまり、用事を忘れて帰りたくなった。
おっと、帰っちゃいかんよ。
今日は金月真美さんのライブ追加公演を観に来たんだ。
まあ、こんな気分でライブというのもナンなのだが、日程は変わっちゃくれない。
おまけに……これは地理上の問題もあるのだが、入場待ちの大群が車道にはみ出していて、みっともなかった。こういう有様を見てしまうと、非常に心苦しくなってしまう。身におぼえのある人、反省してくれ。
しかし。
真美様、あなたはやっぱりスゴいです。
筆者の沈んだ気持ちなど、見事に吹き飛ばしてくれました。
色々と楽しいライブだったが、ひとまず筆者の胸のうちにとどめておく。詳しい情報をお知りになりたい方は、その手のページを探しておくんなまし。
8月24日
松本嵩春〜!
いや、失礼。昨日、ドラマCD『クリック&デッド ネットWAYスイーパーズ mission:01』を買うたんよ。KMEのドラマにしては随分ナナメな内容で、気に入っているのだが……ま、それはいい。
で、そのジャケットイラストを描いているのが松本嵩春氏なんよ。
氏の絵柄はずいぶんと気になっていたんだけど、そのわりには氏の漫画は全然読んだことがない。ヒドイ奴ですね、俺。
『少年キャプテン』が休刊になったんで、もう氏の絵を拝む機会も当分ないと思っていたのだが……こんなトコでお見掛けするとは……。
しかし……早紀(主人公)の腕が、やたら筋肉質なんですけど。『バーチャファイター・サラ』のときは、こんな筋肉描写していなかったと思うのだが……。
8月18日
コミケも終わり、また仕事の日々がはじまる。
いいかげん、同人原稿の編集方法を考え直さねば。DTPワープロとして98用のJGを重宝してきたが、全然新製品が出ず、時代遅れの観が強くなってきた。とはいえ、何かに乗り換えるというのも……。
手元にあるDTP的ソフトとしては、プリンタのおまけで付いてきたG.CREW機能限定版があるのだが、文書レイアウトには向かないようだ。とはいっても、まだロクに使ってはいないが。試行錯誤せねば。
あ、そうそう。先日書き忘れたのだが、いま出ている『ゲーム批評』に載っている小島監督のコラム。なんか少し「マイクル・クライトンオタク」的傾向にあるのが、ちょっと気になる。
あそこは「私は以前からこんなクライトン作品を観ている」ではなく、もっとクライトン作品のテーマ性について掘り下げた文書にして欲しかった。もちろんテーマ性についても押さえてはいるのだけれど、作品リスト的な文書を書く代わりに、もっと、ね。
あ、『ウエストワールド』なんて書いてあるから、すこし『ゲイングランド』やりたくなってきた。
まあ、普通の人が書いた文書ならば、ワタクシもこんなにトンがらないのですが……あの、映画コンプレックスを自己作品内で消化(昇華)する事に関してはピカイチなハズの小島監督ですから。
期待が過ぎるのかな、俺。
8月13日
同人原稿のプリントアウト終わり。BJプリンタを使っているうえ、縦書きなんで文書のくせにビットマップ扱いで、遅い遅い。
……挿し絵、どうしよう。
さかのぼり、8月12日
金月真美さんのライブに行ってきた。
チケットがちいと高く、また、発券会社ごとに整列したもんで、その辺は不満だったが、非常にノれたので問題なし。
考えてみれば、このホームページに真美さんのことを書くのは初めてだな。
真美さんの唄、弱点として「緊張しているときに声がブレる」というのがあるのだが(特に高音)、テンションが上がるにつれて声もノって来るのが魅力なんだな。
こういう意見は「萌え系」ホームページでは見られないので、俺が書く。けなしではないぞ、あしからず。
さかのぼり、8月9日
ホビーガン・ミリタリーグッズの展示即売会『ブラックホール』に行ってきた。
今までは平和島でやっていたのに、今回は浜松町。個人的にちょっとアクセスが悪くなった。
本の原稿をあげる関係もあって、あまり長いこと見られなかった。が。
マルイのブースでハンドエアガンの早撃ちをやっていたので参加。タイムをクリアしたので、記念品として、使ったガンをもらった。さすがに「もう持ってます」とは言えなかった……。
『コンバットマガジン』でおなじみのイチロー・ナガタ氏や小峰カントクを拝見できた。
イチロー氏は誌面で見せる鬼気を感じるイメージとは違い、意外と気さくなオジサンだった。護身術は凄いがな。残念ながら目玉のKSC製スタイアーTMPガスガンは、試作のため調子が出ていなかった。
銃器殺陣師(?)・小峰カントクは「なぜネーチャンがテッポー振り回すVシネマは面白くないか」を実演していたのが面白かった。女の子のなだめ方がリアルすぎ。その後でCAT’96のCQB実演を披露していたのだが、訓練していると本当に違う。しかしカントクが「いいか! これが最新型のスタングレネードだッ!」と言って綾波キーホルダーを握り締めていたのは、夏の良い想い出となったよ。Vシネのプロップって、そんなにチャチなん?
いいかげん、ビデオゲームでも銃器殺陣師を使って欲しい。『バーチャコップ2』のムービーなんて、三億回ぐらい死にそうな素人臭い動きで、嫌になる。
『メタルギア・ソリッド』は毛利元貞氏が監修している上、製作スタッフがアメリカのCQB(特殊部隊の屋内戦闘)スクールを受講したらしいので、楽しみだ。
8月8日
ホンダのロボットである。
本田技研のホームページで、今まで公表を渋っていた二足歩行ロボットの動画像を公表しているのだが、筆者としては、こんな感想。
歩き方が老人のように見える理由は簡単。バックパックが大きいのと、ズバリ腰椎(ようつい)がないから。
で、明治大学では腰椎を再現したロボットを研究しているのだが、これが飲んだくれ……いや失礼、泥酔されている方のような動きで、ユーモラスだが品がない。実用化への道は、長く険しい。
ホンダのロボットは、横山宏ファンあたりは涙を流して喜ぶんだろうな。<勝手な想像。
ちなみに普通のロボットアニメでは、いかにも腰椎があるような動きをしているんだけれど、まともな腰椎機構の描写をしたのは『パトレイバー』以降ではなかろうか?(これもちょっとあやしいが。)
実際、外骨格機構で、腰と肩の動きがぎこちなくなるのは、仕方ない。『エルガイム』や『Zガンダム』では「ムーバブルフレーム」という擬似内骨格が登場したのだが、腰のデザインに活かされなかったのが残念。皮肉にもガンダムで腰が意識されたのは、「ムーバブルフレーム」が排された『F91』以降か。
次はぜひ「腰の動きで魅了するロボット」を見たいもんだ。(こう言うと、なんかスケベくさいな。)
あと、肩の動きはもっと深刻。ロボットアニメでは平気でテッポウ撃っているけれど、肩口がなけりゃ、まともに構えられませんぜ。少なくとも人間的には。ンなもんは撃たないに越したことはないのだが。
8月4日
『ゲーム批評』のギャルゲー特集を見た。評価できる点は賛成・反対の両意見をまとめていること。困った点は、お互いに聞く耳を持たない賛成派と反対派を仲介するだけの、パワーが不足していること。
ゲーム誌としては努力している方だと思うんだが。
ところで、ギャルが出てくるゲームが無条件に売れるのなら、「ギャルゲーパッケージ論」というのもアリだろう。ギャルが出てきても硬派なゲームは創れるだろう、という主張が見え隠れするゲームを見つけると、若干うれしくなる。
そろそろゲーム業界でも、盲目的スタンスを採らない自己主張が、もう少し出てきてもいいはずなんだが。