筆者の都合により、ネタが古くなっております。ご了承ください。
煩悩一〇八号(以下「一」):おう親分、大変でい!
倶零舎(以下「倶」):……俺は親分じゃねえ。
一:じゃ何?
倶:元帥。
一:……。げ、元帥……大変でい……。
倶:おう、なんでい一兵卒。
一:俺は一兵卒かよ……それより、『彩のラブソング』鈴音役が発表されたぞ!
倶:だ、誰だ。
一:桑島法子。
倶:く、くわしま……。
一:まさか、「ぶいっ!」とか言うのか……?
倶:……し、しかし……でもまあ、青二プロダクション所属の声優さんでよかったね。
一:なんで?
倶:だって、バンドのヴォーカル役だぜ? 青二の声優さんは歌唱力のある人が多いからな。
桑島法子は『ナデシコ』ED曲とかの実績もあるし。
高校生バンドだからと言い訳されて、アーツあたりの音痴な声優に唄われたらたまらん。
一:う、うわわっ、なんつうことを言う!
アーツビジョンだって歌のうまい人は多いぞ!
倶:確かにそうかも知れん。が。
一:が?
倶:歌が下手なのに、無理に歌の仕事が入る声優はアーツが圧倒的に多い。
三○○乃サンなんざ「歌が嫌い」て公言しているのに、CD何枚か出したし。
一:ぐ、ぐう……意味のねえ伏せ字だなあ。(汗)
マネージャーとかが無茶な仕事を受けるのかなあ。
倶:たぶんそうだろうぜ。というわけで、桑島万歳。
一:それがオチかい。
* ツカミ終了 *
倶:さて、今日もおたよりを頂いています。神奈川県のペンネームあさずけ君から。
みなさん、こんにちは。
週刊少年マガジンに載ってた『バイオハザードをつくった男たち』、ムチャ笑えました。 しかし、『スゥイートホーム』なんつうマイナー自社ソフトを引き合いに出すわりには、『アローン・イン・ザ・ダーク』の名前はひとっつも出しませんな。 |
一:ああ、あの「主観画面」と「映画的画面」ってヤツね。
倶:しかし、言っちゃ悪いけど『アローン』の画面は「映画的」っつーより「シロウトが撮った箱庭」てな感じだ。
一:言うねえ。まあ、あの画面はお世辞にも「洗練されている」とは言えんけど。
「他社製品の名前を出すとややこしい」って、止められたのが実情じゃないの?
倶:(それを言ったらオシマイぜよ……。)
たしかに「方式」としては『アローン』の方が先だけど、それを『バイオ』のレベルまで持っていくのは並大抵のことじゃないぜ。
海外のゲームって、意外と「映画的な絵」にこだわらないのね。もうベツモンと考えているのかな? ムービー入れてもカメラ目線ばっかりで工夫ゼロてのが多いし。
日本人はハリウッドにコンプレックス持ってるから、研究するんだろうね。……保守的な映画人を除いて。
一:すごいことをおっしゃる。
倶:研究熱心な映画人は、日本映画に体力がないのを呪う。ゲーム・アニメ人はコンプレックスが強すぎるから、元ネタに飲み込まれて、亜流に走ってしまう。
で、『バイオ』は「ゾンビ映画」というものを自分なりに消化しているのが、流石だと思うのさ。
『アローン』では最初に操作性の悪さを恨むけど、『バイオ』はジリジリ迫るゾンビ自体に恐怖を憶えるから。
(それにしても、ミリオンセラーの理由はイマイチ分からん、俺には。)
一:でも、だったらなおさら『スゥイートホーム』の名前、出さんでよかろうにねぇ。
倶:……。
一:……どしたの?
倶:あのさあ、俺、『スゥイートホーム』のゲームも映画も、全然見てねえのよ。
一:それで?
倶:だから、コメントできんのよ……。
一:……。
倶:さようなら、伊丹十三!!
* オチません *
一:さて! 一枚目のお手紙も軽くこなし……。
倶:……無理すんなよ……。
一:なんだよ! せっかく人がテンション上げようとしてるのに!
倶:もういいよ……。
一:なんだ貴様その態度は! 歯を食いしばれェ!
倶:むっ!?
一:修正してやるぅぅぅ!
倶:←P+K(右向き時)
一:ぬおおっ?
倶:ブン!
一:ずでぇぇぇっ!
倶:……次のおたよりだ。神奈川県のメカリィナ大好きさんから。
ZZ(ダブルゼータ)最高っす。
ところで、あのすさんだ内容のどこが「明るいガンダム」なんでしょう。 |
一:……いてて……ああ、火曜深夜にTVK(テレビ神奈川)で再放送している『ガンダムZZ』ね。
倶:「明るいガンダム」なんつう企画は実現しねえのだ。どうせならば……。
一:どうせならば?
倶:
明るいイデオン。
一:や、やめい。
……はるかな未来。(声:塩沢兼人)
地球人類は、はるか遠くのソロ星まで、植民の手を伸ばしていた。
その地中に隠されていた、謎の機械遺跡。しかしその解析は、ようとして進展しなかった。
そんな時に訪れた、異星文明との不幸な出会い。
それは、戦火で始まった。
ドカーン!
「うああっ!」
「このままじゃみんな死んじゃうよ!」
「えっ、『信者が死んじゃう』?」
ゴゴゴ……。
「う、動き出したぞ!」
「今まで何をやっても動かなかったのに!」
「なに、『ゴキが、うゴキ出した』?」
ピカーッ!
「ゲージが光り輝いている!」
「三体のメカが合体するぞ!」
「『合体すると、ガタイがでかい』!」
「……そうか! このメカは、君のダジャレに反応して動くんだ!」
「『ダジャレに反応するのは、だじゃれ』?」
がっきいいん!
「きょ、巨人になったぞ!」
「『巨人のチ○ポは巨チ○』!
バキイイイ!
「すごいぞ、巨人の腕が敵を殴った!」
「『腕で敵をうでぇ!』」
ドカーン……!
偶然にも、取るに足らないダジャレで危機を救った少年、ユウキ・マサミコスモ。
しかし、異星人バッフ・クランの執拗な追撃は続く。
しかも調査の結果、伝説の巨人イデオンは、同じネタには二度と反応しないことが分かった。
「カーシャぁ……俺もうだめだ、ネタ切れだよ。」
「何を言っているの飛雄馬コスモ! そんなことじゃ死んだかあちゃんに申し訳が立たないでしょ!」
「ねえちゃんカーシャ。俺、やっぱり芸人は無理だよお。国に帰りてえよ!」
「コスモ!」
バシィン!
コスモの頬を平手で叩く明子カーシャ。
「馬鹿! とうちゃんと約束したじゃない! 伝説巨人の星になるって!」
「伝説巨人の星……!」
「そうよ、みんな星になっちゃえばいいのよー!!」
全員死亡。
一:全然明るくねぇよ……。
倶:企画倒れ。
一:しかもゆうきまさみが『月刊 OUT』あたりで使ってそうなネタやんけ!
倶:俺はアウシタンではなかったので、知りません。
一:とにかく、明るくない。
倶:……さぁて! そろそろお別れの時間です。
一:時の経つのは速いねえ……って、まだ二通しか読んでないぞ! ネタ切れか?
倶:るせえな! 『明るいイデオン』書いている間に半月以上経っちまったんだよ!
一:遅筆め。
倶:なんだとこのやろ!
一:やるかこの!
バキドカドスベキグシャ。
双方、全治三ヶ月。