先の見えない不況 踏み込んでの支援を
加賀、能美、小松3市に要望

 米国発の金融危機、円高などで「底知れぬ」「先行きがまったく見えない」不況で、輸出中心の石川、南加賀地域の経済が深刻に、中小業者が大変な経営困難に−。
 小松民商では、「今こそ中小業者の中に入り込み踏み込んだ相談を」と加賀市(
21日)、能美市(25日)、小松市(25日)の商工担当課に6項目の予算要望を行いました

加賀市
「財政の壁があり、次の一手≠ェない」

 「
不況対策は全国の自治体に共通する大きな問題」の認識はあるものの、今回の不況に対して市独自の特別の対策はなし。サ参加者からは町おこし・にぎやか作りについての市の対応や、市ブランドの発想などについて指摘。要望については担当部署にもよく読んでもらうようにしたいと回答。

能美市
市独自に創設の緊急融資・利子補給を紹介
要望内容は大筋として理解できると回答。商工会の「調査」「認定」へのまる投げはおかしい点については、初めて問題があるとの指摘を受けて考えさせられた」と。九谷焼再生へのグループの活用、能美市ブランドなどについて懇談。

小松市
コマツの減産の影響は大
 市独自の利子補給拡充
 
不況への認識は同じと強調。本来なら全業者と面談するなどして実情を聞き、支援策も説明すべきだろうが会議所等団体からのものに終わっている。駆け込み融資は市の審査能力の問題があるし、返済不能の場合の財政的な担保の問題もある、モノづくり小松にふさわしい独自技術を磨く支援をしたいなどの回答について懇談しました。

要望書はこちらより