　「コマツの仕事をしていないからよくわからないが、150日はあまりに長いよね。一次や二次への支払がどうなっているのかもあるけど、コマツはこの地方で独占だから支払いも下請がガマンさせられているのでは」とは他社下請のＡさん。

　小松市内鉄工業者（三次下請）Ｂさんへの二次下請からの代金は、翌月に150日の手形払いです。請求後事実上6ヶ月。これまでは何の事故もなく毎月仕事があり、毎月決済されてきているので支障はおこっていません。それにしても・・・です。

　公正取引委員会は「下請代金遅延等防止法」の運用基準で、支払手形サイトは繊維業の場合は「90日以内」、繊維以外の場合は｢120日以内」とし、可能な限り短くするように示しています。資金繰りは回っているかもしれないのですが、こんな不合理な取引が行われているとしたら問題です。

　コマツは一次下請の「みどり会｣企業には材料の買い上げなど支援をするとの報道がありましたが、自社生産を支える下請業者の方々のこうした代金支払いの実態をどう考えているのか、そして是正していく社会的責任があります。