用具の部屋
バット編
 バットは、練習が終わったら必ず乾いたタオルで、金属面の砂や小石を乾拭きしてきれいにしておきましょう。
 この作業を怠ると、バットにキズが付き、割れる一番の原因になります。
 グリップですが、これは完全な消耗品です。しっかり素振りをしていれば、半年持ちません。ゴム部が擦れて金属面が出ていたり、ツルツル滑ってしまっては、せっかくのスイング力も半減します。グリップの交換は決して難しい作業では有りません。また、金額も数百円です。是非、挑戦してみましょう。
 購入してから1年も経つのに、グリップが消耗していない選手は、素振りが足りないぞ! モットモット振り込もう。
上手な選手は、用具を大切にする。
グローブ編
 グローブ(グラブ)は、選手の変わりに痛い思いしてくれている頼もしい相棒です。本当の仲良しにならないと、相棒として活躍してくれません。グローブには、ポジション別に色々な形が有ります。それはなぜかと言うと、ポジションによりグローブの使い方が違うからです。
 でも、リトルクラスまでの選手は、子供用のグローブを使用しているので、オールラウンドタイプの使用がほとんどです。だからこそ、ポジションに合った型付けが必要になります。
 決して安いものではないグローブも、型付けが悪ければ、ベストパフォーマンスは望めません。 ポジション別の型付けの必要性は、不可欠です。外野手は、球が入ったらグローブから出ないように型を付け。内野手は、次の送球のために浅目のポケットを作る。こう言う作業が必要になります。でも、野球経験があまり無い方には、ちょっと難しい作業になりますので、ショップのスタッフや詳しい方に相談されることをオススメします。
 おっと、手入れ方法の前に長々とスイマセン。
 グローブは、皮で出来ています。つまり、水分が大嫌いなんです。だから、次の手順で手入れして下さい。

 
1,まず、砂や小石を落とします。(ヒモ部や手を入れる部分も叩いたり、乾いたタオルを使ってキレイにします。この際に、歯ブラシみたいなものを使うと、意外とキレイになります。)

 
2,次にグラブオイルを付けます。色々なグラブオイル(クリーム)がありますが、これは、好みが分かれますのでココでは紹介いたしませんが、保皮用のオイルです。(この時の注意点は、ヒモの部分にもしっかりすり込んでください。あと、手を入れる部分も忘れずに。ただし、決して多く着けすぎないことです。グローブが重くなってしまい使い勝手が悪くなります。タオルやスポンジなどを使わずに、手ですり込むとオイルの着けすぎを防止できます。また、オイルの消耗も減ります。)

 
3,風通しの良い場所に保管してオイルが馴染むまで保管します。(日に当たる場所を避け、吊るしておければ最高です。)

 
4,オイルが十分に馴染んだら、ボールを挟んでグローブ袋に入れておきましょう。(グローブ袋は、砂やホコリから大切なグローブを守ってくれます。専用の袋でなくても良いので、家にある物を探してみてください。)

 あの有名な新庄選手は、プロ時代同じグラブを使い続けたと言う逸話があります。お父さんやお母さんに買ってもらった大切なグローブです。大事に使いましょう。