安全な場所で
 溺れた人を岸に上げたら、急に意識が戻って動いたりした時に堤防の上からころげ落ちた

りしないように安全な場所に運こびます。でれば直射日光が当たらない場所がよい。

意識が有るかどうかを見る
 片方の手を額にあて もう一方の手で肩を軽く叩きながら(頭や顔を叩かないであげてく

ださい)声をかけてみましょう。何か反応があったら意識があるということになりますが、

救急車が来るまで意識が無くならないか見守り、ウエットスーツのファスナーをゆるめて楽

にしてあげましょう。バスタオル等を使い身体から体温が逃げないようにして、ようすの変

化に注意して救急車の到着をまちます。

意識がない場合
 口をあけて、戻した食べ物などがないか口の奥までよく調べる。もしある場合はタオルな

どを指にまいてかき出し、窒息するのを防ぎます。

気道(空気の通り道)を確保してあげる
片手を額に当て、もう一方の手の人差し指と中指の

2本ををあご先にあてて持ち上げる。

こうすると呼吸が楽にできるようにようになります。

 呼吸があるか確認する
 気道を確保をしたまま自分の顔を相手の胸の方にむけて、自分の頬を相手の口と鼻に近ず

けて呼吸の音を確認しながら (まわりの人は静かに) 自分の頬に相手の吐く息を感じと

る。相手の胸とお腹をよく見て上下の動きを見る(呼吸が有れば上下に動きます)5秒間観

察を続ける。呼吸の音も吐く息も感じられず、胸やお腹の動きが無かったら、呼吸は無いと

判断します。

 意識は無いが呼吸がある場合
 意識は無いが呼吸がある場合は 吐き出した物で

窒息するのを防ぐため、怪我人を横向きにして下顎を

を前に出し、上になったひじと膝を 軽く曲げさせる。

呼吸が無い場合
 気道を確保したまま、額にあてた親指と人差し

指で相手の鼻をつまむ(鼻をつまむの を忘れる

と、吹き込んだ息が鼻から抜けてしまうから)

大きく口をあけ相手の口を覆い息をしずかに1回

吹こむ。吹きむ量は相手の胸が軽く膨らむ程度て

よい。(相手が小柄な女性や子供の場合、大量の

空気をむりに吹き込むと相手の肺をいためる)

吹きこんだ後自分の顔を相手の胸の方に向けて胸

の動きを見て相手の吐き出す息を頬で確認しても

う一度吹きこむ。スムーズに吹きこめない時は口

の中に何か詰まっていないか確認する。

脈拍を調べる
顎先を上げている指をのどぼとけにあて、横にず

らして首のわきのくぼみの部分にあてる(脈のふ

れる所は見つにくいの自分の頚動脈で試しておい

てください)静かに5秒間脈拍をしらぺる。両方

の頚動脈を圧迫してはいけません。

脈拍がある場合
脈拍がある場合は、人工呼吸を続けます。5秒に1回の割合で息を吹きこむ。吹きこむ量の

目やすは 800から1200ccと言われています(相手が成人男性の場合)が、自分の

肺活量の3ないし4割ぐらいと覚えておきましょう。吹き込みすぎは相手の肺のためによく

ないし あなたも早く疲れることになります。波乗りのポイントで事故が起こった場合は救

急車の到着までの時間が、街中より長くなることが予想されます。人工呼吸を続けながら 

時々脈拍も調べる。

脈拍がない場合
脈拍を5秒間観察しても、脈拍が触れない時は 

ただちに心臓マッサージをおこないます。圧迫す

る場所はみぞおちの指2本分ほど上の位置を右手

でさぐり左手の付け根を当てる。

左手の上

に右手を

重ねる

胸骨にあてる部分
ひじをまっすぐにのばし、胸を垂直方向に3.5から

5センチ圧迫する。1分間に80から  100回くら

いのスピードで15回おこなう。

 一人で心肺蘇生法を続ける場合
気道を確保しつつ 人工呼吸を2回おこなう15回の

心臓マッサージと2回の人工呼吸をくりかえす 

二人で心肺蘇生法を続ける場合
協力者がいて二人で心肺蘇生法を行う場合は 

最初に2回吹き込みを行った後心臓マッサージ

5回 人工呼吸1回のリズムを保ちます。心 

心 心 心 心 呼吸のリズムで 続けます。

呼吸と脈拍が完全に回復するか、救急隊に引き

継ぐぐまでがんばりましょう

 ここで 説明した心肺蘇生法等を詳しく知りたい方は、最寄の消防署で救命講習などで実

技をまじえて実施していると思いますので問い合わせてください。詳しいパンフレット等を

置いている消防署もありますので、もし貰えるようならいつも海にゆく車に乗せてせておく

といざとゆうときに役立つとおもいます。

 心肺蘇生法は健康な人を使って練習するのは危険です。特に心臓マッサージは心臓にダメ

ージをあたえたり、骨折の恐れがあります。

 緊急の止血法   乳幼児の心肺蘇生方