ドイツ料理だって美味しいのさ! ドイツ料理というと、不味い、量が多い、くどい…と思っている方、たくさんおられるのではないでしょうか? 確かに日本人には、塩分がきつかったり、くどかったりするものもたくさんあります。 しかし、探せば、いくらでも美味しいものがあるのも事実!! ドイツ滞在計8年の私が探した、日本人の口に合う(と思う)ドイツ料理を御紹介しましょう。 1、ドイツ料理といえば、ハム(シンケン)、ソーセージ(ヴルスト)?? 肉屋さんにいくとおびただしい種類のハム、ソーセージが置いてあります。 血やレバーを使ってあるものなど、くせのあるものもありますが、たいていのものは美味しいと思います。 薄切りのハムは「アフシュニット200g」というと、盛り合わせて200グラム包んでくれます。 その中から好きなものを見つけるのも楽しいと思います。 ちなみに、子どもを連れて肉屋さんに行くとハムの切れ端をくれます。息子もそれを楽しみに、バギーから身を乗り出しておりました。 たまに肉屋さんが忙しくて忘れていると大騒ぎでした(母に似て、食い意地がはっている) ソーセージはよく、屋台で焼きながらうっていますが、いわゆる「焼きソーセージ」を「ブラートヴルスト」とよびます。 地方地方で、様々な種類のヴルストがありますが、フランクフルトの「フランクフルター」、ニュールンベルグの「ニュールンベルガー」、チュールンゲンの「チューリンガー」などが有名です。 「茹でソーセージ」として有名なのがウィーンの「ウィンナー」、ミュンヘンの「ヴァイスヴルスト」。 私のおすすめは、細くてスパイスの効いた「ニュールンベルガー」と、しろくてぷっくりしていて薄皮をはいで食べる「ヴァイスヴルスト」です。 ブラートヴルストをぶつ切りにして、カレーケチャップであえた「カレーヴルスト」もおもしろいですよ。 2、シュニッツェルって? シュニッツェルで、有名なのは子牛肉にパン粉をつけて揚げ焼きした「ウィンナーシュ二ッツェル」。 レモンを絞って食べるととんかつ感覚で美味しいので、ドイツ滞在初心者の、唯一ホッと出来る食べ物のようです。 これ以外にも、豚肉や、子牛肉を焼いて、きのこソースをかけた「イエーガーシュニッツェル」なども食べやすいと思います。 3、私の1番好きなカスラー ミット ザワークラウト 豚の塩漬けをゆでたものに、たっぷりのザワークラウト(酢キャベツ) 私の1番好きなドイツ料理です。 シンガポールの英語の学校で、いろんな国の友達と持ちよりのポットラックパーティーをやった時、ドイツ人の友達に「カスラーを持ってきて!!」とおねだりしたくらいです(ちなみに私はおでんを持っていきました) 塩漬けというかちょっとスモークしてあるので、日本人すべての口に合うかどうか??ですが、さっぱりした柔らかいお肉と、すっぱいザワークラウトが絶妙です!! 4、ドイツ版餃子 マウルタッシェ これは、シュバーベン、バイエルンなど南部のお料理だと思います(フランクフルトでは食べた事がありません)。 ラビオリとか、餃子と良く似ていて、中身はひき肉や卵、ほうれん草。 そのままスープで煮たり、焼いて食べます。 餃子の様に辛し醤油で食べても美味しいかも。 5、おうちでも簡単に作れます、ルーラーデン 薄切りビーフに、ベーコン、たまねぎ、マッシュルームを巻いて煮込んだ料理です。 トマト味ベースのソースで煮込むのでご飯によくあい、わりとよく作る我が家のおかずです。 6、ユッケ風 ターター(タルタル) 言って見れば生ハンバーグ。 生のビーフのひき肉にたまねぎのみじん切り、ケッパー、卵黄、調味料を混ぜたものです。 これは「美味い!!」 ユッケよりもっとさっぱりしており、お肉やさんでも「ターター用」のひき肉を売っているのですぐ作れるし、たまに無性に食べたくなる一品です。 7、ドイツにもある「春の味」シュパーゲル(ホワイトアスパラ) 日本料理ほど季節感のないドイツ料理ですが、4月〜6月限定で食べられる白アスパラは、まさしく春の味。 皮をむいた白アスパラを茹でて、ホランデーズソースにハムを沿えて食べます。 さっぱりとした優しい味です。 フランクフルトでは「ノイホーフ」という、昔の農場をレストランにしたところで、よく食べました。 |