2004 間違いだらけのクルマ選び

2004.06.13

いよいよおらのビーマー(E36型 BMW 318ti)の9年目の車検が近づいてきた。現在98,000Km乗ってる。そろそろ買い換えたいが、ビーマーを買うときに少なくとも10年100,000Kmは乗ると決めていたし、サーキット用にバイクを買ったとき、少なくとも15年150,000Kmは乗ると決めなおしている。しかもここ数年ビーマーはちっとも故障しないから、買い換える決心がつかない。そこで、おらのビーマーについていない、サイド・エアバッグとカーテン・エアバッグが安全の為に必要だという理由を自分にこじつけ、11年目の車検までにクルマを買い換えることに決めた。予算は\4,000,000程度で、候補はアルファロメオのアルファGT、プジョーの307CC、マツダのRX-8だ。

   
アルファGT                       プジョー307CC                     マツダRX-8

[デザイン]
デザインはアルファGT、307CC、RX-8の順に好きだが、307CCは世界で唯一のフル4シーターを持つオープン・カー。しかも完全自動開閉のメタル・ルーフという絶大な魅力あり。

[車体色]
おらが好きな色は青で、クルマも青が基本。だからアルファは赤という常識にとらわれず、おらの選択はデイトナブルー。しかしちょっと明るすぎる青で、ハラマブラックの方が良いかも。307CCにはエーゲ・ブルーとチャイナ・ブルーという2種類の青があるがどちらも好きになれず、決めきれない。RX-8にはウィニングブルーメタリックという青があるがこれも明るすぎる青で、そのワルそうな顔からブリリアントブラックの方が良いかも。

[ブランドの魅力]
ブランドの魅力は誰でもアルファロメオ、プジョー、マツダの順になるだろう。しかし2004年シーズンからプジョーは307CCをベース車とした307WRCをWRCマシンとしてデビューさせている。WRCカーのベース車という魅力は捨てがたい。307WRCは307CCにノーマルカーのルーフを溶接したものだ。

[トランスミッション]
二輪サーキットに加え、四輪サーキットもやりだしたおらにとってはMTを選びたいところだが、普段はかみさんが運転する方が多く、そのかみさんはMTを嫌う。それにおらも街乗りではめんどくさいMTは嫌だ。
アルファGTには、アルファ得意のセレスピードという、トルコンを使わないATもどきの5速シーケンシャル・トランスミッションがある。通常のシフト・レバーかステアリングの裏にあるパドル・シフトを使い、クラッチ操作をすることなくギヤ・チェンジができる。シフト・ダウンの際にはエンジン回転数を適切にする為に自動的にスロットルの空ぶかしまでしてくれる。ダイレクト・トランスミッションを持つがクラッチ操作不要のMTで、これならサーキットでもエンジンのパワーを十二分に発揮できる。シティ・モードを選択すれば、通常のATのように完全自動のシフト・チェンジも可能だが、クリープ現象はないので、渋滞時や坂道発進は面倒。
307CCのトランスミッションは4速ATか5速MTで、RX-8のトランスミッションは4速AT、5速MTか6速MT。これらの中でのおらの選択いずれも4速ATになるが、6速ATも珍しくなくなった今時4速ATというのはちと寂しい。

[エンジン]
アルファGTは2リッター4気筒直噴(166s/6,400rpm、21.0kgm/3,250rpm)または3.2リッターV6(240ps/6,200rpm、29.4kgm/4,800rpm)の2種類のエンジンを持つ。3.2リッターは左ハンドルのMTのみの設定だし完全に予算オーバーだから、おらの選択は右ハンドルで5速シーケンシャル・トランスミッションを持つ2リッター4気筒になる。
プジョー307CCは2リッター4気筒のみで、137ps/6,000rpm、19.4kgm/4,100rpmまたはハイチューン版の177ps/7,000rpm、20.6kgm/4,750rpmの2種類がある。ハイチューン版はMTのみの設定だからおらの選択はATで乗る遅い方のエンジン。
RX-8は2ローターで210ps/7,200rpm、22.6kgm/5,000rpmまたはハイチューン版の250ps/8,500rpm、22.0kgm/5,500rpmの2種類。これもハイチューン版はMTのみの設定だからおらの選択はATで乗る遅い方のエンジン。
たまにサーキットにクルマを持ち込むおらにはRX-8のエンジンは捨て難いが、高速道路で飛ばしすぎてしまうデメリットもある。まあ、ほとんどが街乗りだから、3車のエンジンのどれでもよい。

[サンルーフ]
とても残念ながらサンルーフ付きのアルファGTは日本には導入されない。おらにはサンルーフは必須だが、一般にはあまり使われないのか最近はサンルーフの設定のないクルマが多い。
307CCはメタル・トップのカブリオレ。
RX-8にはサンルーフ付きの設定がある。

[ヘッド・レストの角度]
いずれもヘッド・レストの角度は変えられないし、どれも後ろに傾きすぎ。これがおらの今乗っているBMWを買い代えたくない大きな理由の一つでもある。

[トランク・スルー]
アルファGTは後席が分割可倒式。
307CCはトランク・スルーなし。
RX-8はスキー板等を収納できるトランク・スルーがあり。

[メンテナンス]
アルファとプジョーは絶対的にディーラーが少ないから、遠出して故障したときのことが心配。その点同じ外車でも、BMWやメルセデスならディーラーが多いので国産ほどではないが安心できる。国産のマツダは問題なし。

[結論]
サーキットに持ち込むマシンは今まで通りチームのレンタルにするとして、43歳のおらが残された人生で乗ることができるクルマは多くてあと4台程度だろう。だからメンテナンスの心配はあるがやはり外車に乗りたい。アルファのブランドとアルファGTのデザインは捨て難いがアルファGTはサンルーフのないのが致命的だし、ちと高すぎる。2年後に選ぶクルマは恐らく307CC。オープンに1度乗っておきたい。かみさんも前から307CCが欲しいと言っている。

 

***クルマ選びの商品はこちら***

Home