bag02a.gif加瀬谷の旅日記〜北海道〜

 えー、今回の旅は人生初の北海道。何ゆえこの時期に北なのかというと、それは目的がスキー!だから。おお〜アクティブ〜・・・。このサイトも始めて丸3年になりますが、この私からウインタースポーツの話題が出たことかあっただろうか?という疑問をお持ちのアナタ、貴方は正しい。何といってもスキーはおよそ10年ぶり、自分が一番驚いていたりしてねェ(^▽^;)些細なきっかけで突然思い立ったこの計画、題して「学生時分の夢を叶えようキャンペーン(笑)」始まり始まり〜。

3月8日(土)曇り
 8時20分のフライトに合わせて出発、今回の連れである高校時代からの友人Mと早くも地下鉄で遭遇したので一緒に空港へ。30分ばかり出発が遅れたものの、無事新千歳空港に到着。窓から眺める北の大地は広かった・・・。空港の周りって何にもないんだな。雲のせいで低い空の広いこと。何か突然旅をしているなぁ、と実感してしまったのでした。
飛行機が朝早い便しか取れなかったのでちょっくら観光でも(早い便なら普通はオプションで当日も滑る…)、てなワケでまず空港から電車で小樽まで。小樽のロッカーに荷物を預けていざ散策にレッツラゴー。
 タクシー使うほどの距離でもないし、観光用のループバスもあったけど、とりあえず徒歩!初心者にはかなり危険な道のりだが、定番の海鮮丼で昼食を摂り、それからいろいろ店を巡ってみた。
 小樽といえばやっぱり硝子。体験工房受付のギャラリーで作品を見ているとそこのおばさんが営業にやってきた。しかし薦めるものが「これなんか冷酒にいいですよ」とか「これは冷酒につかうと映えますよ」とか。あげく、体験工房で作れるものの説明にも「もっと短い丈にすれば冷酒にも使えますしね」…酒を飲むとは一言も言っていないにも関わらず何故そこまで冷酒を強調するのだ!?不審に思って訊いてみたら笑いと共に「だって飲みそうだから!」とどきっぱり返ってきた…。こんなかわいらしいのをつかまえてヒドイ!(笑)まあな、飲むことは飲むけど好みまで見抜くとは恐るべし。
 せっかくなので工房で吹き硝子の体験にチャレンジしてみたけど、指示されたことができているのかどうかも判らないままあれよあれよと進み、混乱のさなかに終了…!い、一体何があったの?いい体験をしたのかどうか甚だ疑問。…とりあえず、絶えず回転する筒をくわえて息を吹き込むのが難しいことは判った!(^▽^;)。品物自体は冷めてから自宅に配送されるので仕上がりを楽しみにして次へ。
 ちょろちょろ小さい店も覗きながら数ある北一硝子のうちのひとつにに到着。インテリア&食器好きにはたまらん空間ですな。新作だという一輪挿しとランプシェードにかなり心惹かれるものがあったけど、それは結局自分に言い聞かせてガマンした。うう。随分歩いたのでちょっと一服してから別の北一硝子館へ。ここで何だかかわいいウサギのぐい飲み発見!(←また酒かよ…)迷ったけど値段も手ごろだし、持って帰れるからいいかってことでひとつGET。このあたりで結構いい時間。南小樽の駅から帰るか、ということにしたんだけども、がーん荷物は小樽駅に置いてきたぢゃん!結局一駅戻って荷物を回収するハメに。やれやれ。
 6時半頃札幌のホテルにチェックインしてレンタルスキーの確認をしたらさすがに気が抜けてちょっと休憩。一時間もしたら小腹も空いたので計画通りに夕食はラーメン(^▽^)。すすきののラーメン横丁とやらに行ってみた。カウンターだけのお店って慣れないのでちょっと入りにくい感じだったけどそこはそれ、せっかく来たんだし食べなくちゃという使命感でもって入店。美味かったなりよ。

3月9日(日) 晴れ後曇り時々雪
 曇りと聞いていたが朝日が妙に眩しい…。日焼け止めしっかりしなくちゃなぁと思いながらお風呂に行って眠気を飛ばし、朝ごはんは私の希望で和食。ホテルの和朝食って美味しいんだよね、ビュッフェよりも絶対空いてるし。しかし、エレベーターがなかなか来なくてかなり時間をロス。かなりギリギリの時間で朝食を済ませ、ゲレンデ行きのバスに乗り込む。
 さて2時間後、時間通りバスはルスツに到着。ロッカーで準備を整えていざ!とか思ったら出口を間違えていきなり迷う(笑)。気をとり直して正しい出口からゲレンデへ。お、ちゃんとスキーの履き方もリフトの乗り降りも覚えてるで〜(←10年ぶりな上、スキー旅行は通算でもたぶん5回くらい)まあ、心配したほど忘れてないということだけ確認してコースがたくさんある方の山へ移動。ゴンドラからの眺めが実に素敵!うお〜、広い!!(^▽^)私は今遊んでいるぅ〜!!(←まだろくに滑ってない)とムダにはしゃぎながら一番眺めがいいというコースを目指す。
 滑るのとリフトを繰り返して山のてっぺんまで行くとまさに絶景。しかし、風が強いので気を抜くと飛ばされそうだった…。ゲレンデの規模が大きいので選んだスキー場だったけど、広くて長いだけあって人口密度が高くない。いや、単に空いてただけかも知れないんだけど、回りに注意する余裕がない迷惑スキーヤーにとってはとっても有難い(ただし困ってても誰も助けてくれないというリスクも負うんだけどねぇ)。
 で、一番滑りたかったコースを下りきったまでは順調。しかし、ここからがスゴイ。コースを変えて2本目を下る途中から急に柔らかい雪で転びまくる私…。転びだしたら続くのよねぇ…起きるのに少ない体力を使ってよけいに踏ん張れなくなるという悪循環。北海道でなければただでは済まなかっただろうというくらい派手に転がり、全身雪まみれ(^▽^;)なんとかレストハウスにたどり着いたときには髪の毛が凍ってた!北海道の雪は上質だから上手くなった気になるよと聞いていたけど、スピードの足りない私は雪を蹴散らすことができずに埋まっていくことが判った。で、最終的に足をとられて転ぶワケ。私にはある程度踏み固められた雪が最適とみたが…ちょっと空しい。
 ま、昼も食べてないしそのまま休憩になだれこむ。かなりゆっくりしたけど集合時間までには戻らねばならないため再びゲレンデに。いけるかと思ったがやっぱり転ぶ〜(T▽T)。おまけにセンターに戻るまでのコースに私的に超難所があり、またも雪まみれ…。うーんそれでも時間までには戻ったけどね。あまりに悲しかったので残った時間で初級コースを滑ってみたら、何の問題もなかった。よかった〜滑れなくなったわけじゃないのね。ヨーシ、次回があればスクールに入ってレベルアップをはかるぞ〜(←つーかレベル低すぎ)。
 夕方、再び札幌にもどり、まずは体を温めるためにお風呂へ。ホテルを決める決定打となった大浴場はまさにゴクラク。あ〜、日本人はやっぱりこれだね〜。すっかりご機嫌で夕食が割引になるクーポンを持って食事に出た。安くなるのは指定の店で指定のコースだけなんだけど、行ってみたら雰囲気もいいし、料理も豪華だし、ホテルからドリンクのサービス券もあったのですっごい得した気分。さて、翌朝はゆっくりできるので部屋でもう一度乾杯。夜更けまでいろいろおしゃべりしてた。

3月10日(月) 曇り
 ゆっくり起きて朝風呂に浸かってから人の多いビュッフェを避けて洋朝食の方に行ってみたらタマゴとソーセージ以外は基本的にビュッフェスタイルだったのでサラダとかヨーグルトとか一通り食べてしまった。吹き抜けの明るいテラスでのんびり摂る朝食が「私は今贅沢をしている…!」という感じ〜。
 フライトは夕方の6時だけど、特に予定もないのでホテルを出てからとりあえず土産用の海の幸求めて二条市場へ。カニとホタテは先日兄が買ってきたので、何にしようかとウロウロしたあげくウニとぼたん海老をGET。
 札幌駅で時間をつぶす為にロッカーに荷物を詰めて昼ごはんにしようと思ったら、札幌駅前にオープンしたばかりのダイマルとJRたわーとやらのせいなのかやたらと人が多い。なんじゃこりゃ!?月曜の昼間だというのにレストラン街はどこも列ができているし、北海道だけ休みなのかと思ったわ。待ってもゆっくりできそうにないし、徒歩で行ける店を本で探してとあるおすし屋さんに行ってみることにした。ところが、地図の場所には目的の店らしきものが見当たらない!散々歩いて最終的に住所を辿ってみたら全然違うところに店を発見。えーい、ウソを書いたな「る○ぶ」!!許さ〜ん!!…まあ、美味しかったからちょっとは救われたけどさ。
 こういうトラブルのせいで予定してたよりかなり時間をくってしまい、駅前をウロウロする時間をカットしてとっとと空港へ行くハメに。空港で足りないお土産を調達したら、軽く食べておけるくらいの時間は余ったので再びラーメン。土曜は味噌、今日は塩だからいいんだもん(笑)。ギリギリまで北海道の味覚を堪能して帰途についたのでした。あ〜、楽しかった!

おまけ
 小樽で作ったグラスが家に届いたので開けてみたら、大きさといいごつさといい「…ビール?」に最適なものが箱から出てきた。父親の第一声も「ビアグラスか?」というくらい。小ぶりだけども冷酒にふさわしい繊細さはどこにもなかった…。
 まあ、いいさこれも旅の思い出さ。

 

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