bag02a.gif加瀬谷の旅日記〜エスパーニャ〜

10月23日

スペイン行きを決定してから約1ヶ月半、いよいよ出発当日!

今回のメンバーは相方とうま浩と友人Sの3人、さてどういう旅になるのやら。

関空でツアーのメンバーが集合してみるとなんと10人。アメリカのテロのことがあってやはり少なかったらしい(いや、まあ考えなかったわけではないのだけれど、飛行機会社とかルートとか問題なさそうだったしね)。

そんなわけで午前10時過ぎのアムステルダム行きオランダ航空で一路ヨーロッパへ、これがまた機内ガラ空きで毛布もクッションも使い放題、早速席を離れてそれぞれの寝床を確保し、食事とおやつ以外はそこで足を伸ばしてくつろぎモード…。時々窓の外を見ると眼下にはシベリアの大地とか、北欧の入り組んだ海岸線とか〜♪北極圏越えは初めてなので、知らない景色が楽しめて良かったデス。アムステルダムまで12時間弱、もうヨーロッパ上空というところで食事時に使っていた席に3人揃っていたときのこと、Sがる〇ぶを読んでいると、トイレ待ちをしていたらしい若い男二人がSの手元を除きこみ、あろうことか本を取り上げようとするではないか!ワケが分からずオロオロしていると、彼等は本を指差しながら一方的にお話しているし…どうやらる〇ぶに載っていたフラメンコダンサーの写真が彼等の知り合いで彼等のうちの一人も小さく写っていたらしいのだ。しばらくして我等とのコミュニケーションは不可能と悟った彼等はおとなしく帰って行ったけど、英語は?って訊いたらにべもなくダメって返ってくるし、いきなりスペイン語でまくしたてられても全然わからねぇっての、ああ恐かった(笑)

さて、アムステルダムでEU入国、飛行機を乗り継ぎ約2時間後にバルセロナ到着!夢にまで見たスペインなのデス♪空港からバスでホテルへ。市内なのでそんなに時間はかからなかったけど部屋にはいったのは午後8時30分をすぎてたかなぁ。それでも添乗員さんより隣にスーパーがあるとの情報を得た我々、早速のぞきに行ってみた。外国のスーパーって見ても見当もつかないような食材が並んでておもしろいんだよね。日本では到底おめにかかれない味のインスタントスープをおもしろがって買ってみた。

バルセロナのホテルは駅前の立地でオリンピックの時に建てられたという話。そのためか収容人数重視とみえ、部屋は二人で泊まるにしてもかなり狭め。でもバスタブもついてるし、お湯も出るし立派なもんじゃない?ってなワケで一日目終了。時差ぼけしないように「いつもどおりの時間に寝る」を実行したけどやはり興奮してたんだろう、寝たという記憶がない・・・。

 

10月24日(晴れ)

9時出発だったのでゆっくり朝食を取る。まだサマータイムなので午前7時といえど、外は真っ暗、8時過ぎから漸く明るくなり始めるって変な感じ。

さて、バスに乗り込みホテルを出発、バルセロナ市内観光の始まり〜。まず向かったのは「モンジュイックの丘」、高台からバルセロナ市街と湾が一望できる場所なんだけど、ほんとーにそれだけ…横の喫茶店つぶれてたしな(笑)。写真だけ撮って移動、ガウディとかその他の建築家が建てたという個性的な家のたくさん並ぶ旧市街を車内から見学しつつグエル公園へ。ここは以前にTVでガウディの特集なんぞをやってた時に知って以来、スゴイ興味のあった場所なのでもうウキウキ!ここでもガイドさんの解説を聞いてその素晴らしく合理的な造りに改めてカンドー…。しかし、注文を受けてから10年以上経っても納品できないものもあるって一体どういう世界?天才ってそういうのも可なの?と、少し気も遠くなった(笑)。そしてその最たるものが・・・やってきましたサグラダファミリア!!建設開始から100年経過しても噂どおり「現場」だったわ。相方が「世界で一番有名な工事現場やな」と言っていたが、全くそのとおりだ。ここで40分ほどの自由時間をもらえたのでやることは一つ、サグラダファミリア登頂である。イタリアで登れるドゥオモには片端から登った我等が登れると聞いて登らないわけがない!「苦難」側にはエレベーターがあるということだったが、足で登る「生誕」の塔に迷わず直行。狭くて暗い螺旋階段を目を回しながら歩き続け、中央の橋を渡って降りてくるとさすがに膝は大笑いしてた…。いいの、これも旅の楽しみさ。でも何よりだったのは天気が良かったこと。見上げると秋晴れの空と塔のコントラストが溜息がでるほどきれいだったのデス。

市内観光のあとはタパス(小皿料理、まるっきり居酒屋フード)の昼食をとり、バルセロナを出発、地中海をながめながら、バレンシアへ。昼食が遅いめということを差し引いても長い移動でバレンシアに着いたのは午後8時過ぎ。でも「シエスタ」の習慣の所為で夜の遅いエスパーニャではまだレストラン開いてないし(^▽^;)。20分ほど近くの店を眺めてからやっと夕食、サラダと鶏肉のパエリヤ(この組み合わせ、良く考えたら両方一皿目の料理だよ…ツアー向けだな)にありつけた。ちなみに私は出発前日から胃痛をおこし、胃薬の世話になっていたが、痛みもなくなっていたのでここでアルコールを解禁し、サングリアを堪能。以降は昼も夜もほぼ「vino blanco」を注文、まぁグラスだけどさ。そしてデザートにはオレンジ丸々一つ…さすがバレンシアだ。

ホテルに着いたらもう何かする時間もなくて、お湯も出ないということなので早々に休む。翌朝お湯は出たが、シャワーと蛇口の切り替えが甘いらしく、どうにも使い辛かった…。

 

10月25日(晴れ)

朝からバレンシアを後にし、ひたすら移動の一日。一旦内陸部へ入り、カンポ・デ・クリプターナというドンキホーテの舞台になったという風車が残る丘へ。添乗員さんも驚いていたけど、観光客のバスって私達の一台のみ!貸し切り状態の観光地、しかもこの日もすばらしい青空でただ感動。風車自体はもう使われてないものの、観光用に保存されている為、ちゃんと中も見学できるし、おじさんが説明もしてくれる。ただしスペイン語なのでバスの中で仕入れた予備知識がなけりゃさっぱり分からなかったかも〜。

奇跡的な状況で景色を満喫したあと、ドンキホーテの作者、セルバンテスが泊まっていたという宿屋を改装したレストランで昼食。ここで食べたハムと卵のスープ、一見豆腐かと思った白い物体はゆで卵の白身で食べてみるとまるでおでん…懐かしい味がした。そういやメインは何だっけ?あ、鶏だ…正体不明の団子と煮込んであったんだよ確か。

さて、ここからグラナダに向けてまた移動。たぶんバスに乗ってる時間が一番長い日だったと思うけどツアー中ずっと10人で40人のツアーと同じ大きさのバス使ってるもんだからほんと楽ちん、苦痛は全然なかったな。良い景色があれば思い思いに移動して写真も撮れるし、こういう点でも少人数ってお得。

午後7時をまわってグラナダ到着、空はまだまだ明るいデス。この日はホテルで夕食ということで夕食までの間1時間くらい自由時間がある!ここぞとばかりに買い物に行く気満々であったが、クラシックなカギとドアに悪戦苦闘。なかなか部屋に入れず、タクシーを待つ時間もあったりで自由時間はどんどん減る…。結局ここしかチャンスのなかったSが切望する店に行っただけで終わっちゃった。夕食はガスパチョとカツレツ。このカツ…大きさのあまりの違いに大笑い…。夕食後はライトアップされたアルハンブラ宮殿が一望できる場所のある旧市街散策とジプシーのフラメンコ見学のオプションに参加。このフラメンコ、衣装が当たるくらいの至近距離だから自覚のあった少々の眠気も始まればふっとぶだろうと思っていたら、ギターと掛け声と何より独特のリズムを刻む手拍子で意識を持って行かれそうになる…。いや、実は瞬きした瞬間踊り子さんがそこから消えてたり、ワンドリンクのグラスを落としそうになってひやりとしたことが何回もあったから実際持って行かれてたんだけどね。さすがにSが前に連れ出されたところからはちゃんと見てたけど…終盤もいいところ(苦笑)。

フラメンコ見学の待ち時間が長かった所為でホテルにもどったのは日付が変わってた。グラナダのホテルはドアとは相性が悪かったけど、今回の旅行中一番かわいい内装で最も気に入っていたのに、一番部屋にいる時間が短かったなんてなんたる皮肉(T▽T)。

 

10月26日(曇りのち晴れ)

いよいよ私の一番の目的、アルハンブラ宮殿見学の日!朝から気合入りまくり。うっすらを霧のかかる緑が目にもやさしく迎えてくれ、早いうちの時間帯で入場。大所帯の団体さんはもうしばらく後から来る模様、しめしめ…(^▽^)。美しいことで有名なこの建物、噂に違わず、どこを見ても写真に収めたい衝動に駆られたが、ファインダーをのぞきこむと何を撮ればいいのかが分からない…目で見たとおり収まらないからね、写真てムズカシイ(案の定ろくでもない写真しか撮れなかったわ…)。でも全然人が入ってない写真なんかも撮れたのでホント、ラッキー。宮殿を出て今は英国庭園風に手入れされた庭を抜け、夏の離宮へ。離宮もそうなんだけど、アルハンブラ宮殿のいたるところからグラナダの街が一望できて内装だけでなく眺めも申し分ないお城なのデス。外壁は城砦という印象を強く受けるシンプルな造り。ああ〜、ファンタジー熱が上がるぅ〜!広いけどくまなく見学する余裕もなく、たぶん最短距離のルートはあっというまに終了、流暢な日本語で駄洒落をまじえながら解説してくれた現地ガイドさんとの別れを惜しみつつ、バスに乗りこむ。

昼食はミハスという地中海近くの高台にある小さな白い町にて。まだ曇っていたので海は青く見えなかったけど、それはそれでしっとりとした景色でいいカンジ。昼食後、土産物をのぞきながら町を散策してたら黄色いポスト発見!白壁に黄色いポストってスゴイかわいくて大喜び…。そうこうしているうちに集合時間になり、セビリアに向けて出発。途中山間にあるロンダという町に立ち寄り、少ない自由時間にパラドールのバルで気分だけ優雅にお茶。バスまでの道でアイスを食べながらのんびり戻ったら私等一番最後だったわ(^▽^;)

ロンダについた頃にはすっかり天気も快晴だったのでセビリアまでの道のりは夕日を眺めながら。レストラン近くでバスを降り、街中を少し歩くとレストランのそばの大聖堂が日の入直後の藍色の空に浮かび上がっている、それは美しい光景に出会えた。これがまた空の色まで写真にはきれいに写らないのよね…(涙)。この日の夕食はここへきて初めてのお魚料理。ちょうど食べてみたかったメルルーサという白身の魚、あっさりテイストで美味かった。食後はツアーに組み込まれているショー形式のフラメンコを見る。これは寝ずに済んだので良かった〜(^▽^;)しかし、あのカスタネット、どーやって鳴らしてんだろ…?

ホテルについたのはかなり遅くて、やはり寝るしかないような時間。セビリアのホテルは万博開催のときに建てられたもので、100パーセントバリアフリーの新しい建物なのだが、このバリアフリー、結構曲者。バスタブがないのは当然としても、シャワールームとの境もほぼフラットなのでうっかりいつものようにシャワーを使うと洗面所が水浸しという危険と背中あわせなのだ。しかしさすがというべきか、一番部屋も広くて全体的にゆったりした造りでありました。

 

10月27日(晴れ)

土曜なので夜通し遊んだエスパニョール達はまだお休み中。まばらな人通りの中、セビリア博当時パビリオンだった建物を車中から見学しつつ、スペイン広場へ。ここもツアー客ラッシュはまだの様子、人の少ない広場はもう広いの一言に尽きますな。半円型の広場の円周部分をしめる建物は軍関係のものなのだとか?…ゴージャス…!しかし、カルメンが勤めてたという元タバコ工場(現大学)もあるくらいだからここいらではそんなのたいしたことないのかも。公園から真っ白な町並の旧ユダヤ人地区を抜け、アルカサル(王城)門前へ、ところがここは門の前を素通り…中を見学できると思っていただけにかなりがっかりした。まぁ、次にスペインに来る目的ができたってことで…(T▽T)。

セビリア市内見学の後はコルドバへ向けて出発、約2時間後着。昼食の為のレストランの用意ができていなかったので先に旧ユダヤ人街を散策。花に彩られた路地のような細い通路がとてもかわいいのでした。まあ、ここでも通路にある窓から中庭をみせてもらったのだけれど、話を聞いているとそこは普通の民家なのだ。…それ、のぞきって言わねぇ?さてさて、昼食の後はメスキータを見学。イスラムのモスク(メスキータ)の中にキリスト教の大聖堂があるという世にも不思議な建物であるが、元々のモスクが半端でなくでかいからできた荒業と言えよう。大きな建築物というのは何十年もかけて建てられるものなので途中で建築様式が変わったら最新の流行を取り入れて作業をするらしい。結果、右と左で全然違う様式の建物になるわけだが、そういったことにおかまいなしなあたり大雑把というか何と言うか…つまりいきあたりばったりなんだな、きっと。ガウディだってサグラダファミリアの為に準備したのはラフスケッチしかないって話だしなぁ。

コルドバを後にして更に内陸部を北上し、旅の最終地点であるマドリッドへ。目的地に着いたらとりあえず夕食、何故か中華(^▽^;)、いや、美味かったけど。食事にジャスミン茶がついていたので休肝日にしてみた(って昼間すでに飲んでたよ…)。ホテルに着いたのはバルセロナ泊の初日以来少し余裕のある時間、風呂に入ってからホテルのバルにでも行って見ようと思っていたのだが、11時ごろに部屋を出て探してみるともう終わってた(泣)お酒飲めるところなのでだいたい夜中までやってるのに、そのホテルは早仕舞いだった様子。かといって治安の悪いことで有名なホテル周辺の地域なので外に出る勇気もなく、泣く泣く部屋に戻る。もうフテ寝でもするしか・・・!

マドリッドでも新しい目できれいなホテルにあたったと思う。ここが他とちがってたのは洗面ボウルが2つあったことだな。これ、3人いると結構便利。

 

10月28日(晴れ)

スペイ観光最終日は全国的に日曜日!したがって一部の飲食店を除く、一般的な店という店はお休み。金額設定の安いツアーは何かしら落とし穴があるものだが今回はコレ、唯一半日自由時間のある日が日曜なのだ。知ってたんだけど、ここまで休みだといっそ爽快な気分だよ(^▽^;)

とりあえず午前中は団体でマドリッド市内観光。といっても実際に下車したのはスペイン広場のみであとは車内から街並をながめながらプラド美術館へ向かう。美術館は午前10時頃と言ってもたいそうな人で賑わっていた。しかしまあ、建物の明るくて広いこと。ゴヤ展の準備の為一部閉鎖されていたおかげで余計に距離を歩かねばならなかった我らは1時間半のうちにミュージアムショップに立ち入る暇もなく大急ぎで館内を巡り、一応絵画の展示室は全部抜けることに成功。ただし、目的の絵の前で少しずつ時間をとったため、素通りに近い展示室も少なくなかった・・・。せわしない美術館巡りはなるべくしたくないところだけど、ツアーなので仕方なし。美術館見学後、観光客用に日曜も昼過ぎまでは開いている革製品のお店でお買い物タイム〜。ところがここへ向かう途中で市民マラソンの為の通行止めにひっかかり、絶対乗るなとの注意を受けていた地下鉄で移動することに。乗ってみたら普通の地下鉄に思えたけど、現地の人はヘイキでも観光客にとって危ない場所ってのはどこにでもあるから要注意。でも乗るはずのなかった地下鉄に乗れたのは良い経験をしたな。一駅地下鉄で移動して目的の店に到着。今までなかなかお金を使うところがなかったのでここで自分用にバッグを一つGETした。その店から徒歩でレストランへ向かい、昼食。この日もタパスだったが、前は出なかったスペインオムレツときのこのフリトがなかなかグーでした。昼食後は解散となり、いよいよ自由行動の時間となるが、計画していた場所が日曜は2時までということで時間的に不可だったので、急遽トレド観光に参加することにした。

トレドの町まではマドリッドからバスで約1時間。見学2時間の後帰ってくるという合計約4時間ほどのプチツアーはまず礼拝堂の入り口にあるエルグレコの絵からスタート。その後この町の工芸品である象嵌細工のお店に立ち寄った際にペンダントに惹かれ購入。象嵌細工ってのは元々武器を補強する為の技術なんだそうで、道理で長剣の類(もちろん装飾用でとってもファンタジック)がたくさん展示されている。しかし、その中にまじってずいぶん勘違いされた日本刀らしきものも多く見受けられた…。そして大聖堂の中を見学、ここの宝物庫で目を引いたのは巨大な聖体顕示台ではなく1冊のバイブル。羊皮紙に書かれた文字も絵もすべて手書きの文字通り世界に1冊しかないシロモノなんだそうで、値段はつけられないとか。そりゃそうだろう…。見学を終えて外に出るとどうも建物内にいるうちに一雨来たらしく、地面が濡れている。そういえば曇ってたという意識はなかったが雷鳴ってたな…。ともかく帰るときには夕日がまぶしかったくらいなので問題なし。トレドでの時間もあっという間に終了、マドリッドに着いた頃には日も暮れていた。

さて、唯一自分達でセッティングしなければならない夕食だが、予定していたところにタクシーで行ってみるとなんと休み(る〇ぶには書いてなかったのに…!)。仕方なく一旦ホテルに戻り、また本を見て出かけた。まったくもー、夕食ひとつでこんなにてこずるとは思ってなかったよ!精神的にも疲れたが何とか晩餐もクリアし、ホテルに戻って戦利品(旅行中に自分の為に買ったもの)の撮影会をしながらスペイン最後の夜は更け行く…。

 

10月29日〜30日

朝も早うから空港へ。チェックインしたあと、1時間近く時間があるというので免税店で買い物。10時15分発のアムステルダム行きは少しばかり遅れたが、着いてみたら定時…がんばったらしい。ここで飛行機を乗り継いで関空へ向けて離陸、ヨーロッパよさようなら〜。復路も行きほど空いてはいなかったものの、なんとか3列シートを3人分確保し、足を伸ばしてくつろぎながら関空までの空路を楽しむ。

関空に着いたのは30日午前9時。すぐに帰るのもなんなので皆でお茶してから解散、夢にまで見た情熱のスペイン、アンダルシア駆け足の旅8日間は無事終了したのでありました。

 

●まとめ●

今回の旅は天気にも気候(かなり軽装でOKだったのだが、1週間後のマドリッドの気温1℃…マジかよ)にもものすご〜く恵まれていたうえ、行く先々、他のツアー客の少ない時間だったりホント、幸運の連続!乗り物でもゆったりできたし、何より、一緒のツアーの皆さんがいい方達で…。同じ年代の女ばっかりのツアーだとグループ以外の交流ってなかなかだけど、見事に年齢とグループ構成がバラバラなメンバーだったので意外にも気楽にお話できたりして、気まずい思いをすることなく心から道中を楽しむことができたのデス。危険だ危険だと脅されまくったバルセロナ、マドリッドでも1人も盗難の被害に遭わずに済んだしね。

最後に今回の貴重な体験、「エレベーター」の話。マドリッドのホテルで食事に行く為、部屋からロビーに降りようとしたところ、エレベーターのドアが開くとそこは壁…!一同目が点になったが、よくよく見ると我等の胸くらいの高さにロビーの床とそこから漏れる灯りが確認できた…。気を取り直してもう一度別の階のボタンを押し、上の階の廊下に出たところで再度チャレンジ、今度はちゃんとロビーに降り立つことができた。今回泊まったホテル、建物はそんなに古くないはずなのだが、どこへ行ってもエレベーターだけは手動ではないかと思うほどゆっくりでスゴイ音がしていた。そうか、エレベーターを動かしている人が勢い余って半分行きすぎたんだ、きっと…(^▽^;)。あ〜、それにしても一同呆然となってしまったので証拠写真が撮れてないんだよねぇ、これは残念だったな…。

そして残念ついでにもう一つの悔やみきれない気持ちを短歌にしてみた

 

マイレージ 要らぬと思えど後悔し 東京往復 水の泡かな

 

と、いうわけで本当に旅日記終了〜。

 

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