bag02a.gif加瀬谷の旅日記〜横浜〜

 2ヶ月ほど前に相方から横浜に行くよと聞かされた。うん、いってらっしゃいという気分で聞いていたがどうも私も行くことになっているらしい。それは私をカメラ係として抜擢したから。しかし、気づいてみれば私が往復の交通のチケットを手配し、メールでの連絡に幹事と呼ばれる始末…何故だ。
ともかく、相方と友人Sとともに金曜の夜に夜行バスで横浜に向けて出発〜。

7月13日(土) 天候 曇り時々雨
 横浜に着いたのは午前6時過ぎ、うう〜体が痛ぇ。横浜駅といえどそんな時間に開いている店を探す術を我等は知らない。しかたがないのでテキトーに本当にテキトーに歩き回って7時に開いたコーヒーショップで朝食をとり、そこで本日の予定を相談。
 とりあえず行動をする前にまず宿の確保のため、ローソンへ。しかし、表へ出てみるとなんと雨が降っとるではないか!晴雨兼用の傘を持ってはいたが雨がひどくなるといけないので100円でビニール傘を購入する。そしてその傘をさしてローソンまで行ってみるとこれがまたホテルがことごとく埋まっているときた。考えてみりゃ、今日は土曜日、当日予約を甘くみていたわ。ここはもうホテルに直接電話して聞く態勢にはいっていたが、バスを待つ間に観光案内で訊いてみたところ、ちゃんと予約がとれたのだった。カウンターのお姉さん、丁寧にどうもありがとう!
 寝る場所が決まったので安心して行動開始。晴れ女Sが少し踊っただけでここから傘をさすことはほとんどなかったからオドロキだ!
 まずは「赤レンガ倉庫」。実は初っ端から今回の最大の目的地である。相方とSの『赤レンガ倉庫で走る』という10年越しの夢をかなえた現場を写真に収めるべくデジ亀をスタンバイ。テイク2で二人とも満足のいく写真がとれたので私の役目も早速終わってしまった(笑)。
 さて、時刻は午前10時30分を少しまわった頃、馬車道を目指す途中でコスモワールドにちょっと寄り道。11時の開園を待ってコースターに直行する。コスモワールドはSが初めてなもんで、コースター好きのS、ついでだから乗っとくか、という訳があるのだが…朝っぱらからハードだな、オイ。しかも乗ったのこれだけだし(笑)
 コースを元に戻して次はついでの目的その@「馬車道」。Sと私が読んでいる小説に出てくる地域なのだ。ここでお役立ちだったのは随分前にSから借りていてS本人はその本の存在すら忘れていたという『石岡和己攻略本』なるシロモノ(なんのシリーズだか分かる人には馬車道で分かっていると思うけどコレなのです)、石岡君がよく行くコンビニだとか、よく行く食堂だとか、時々行くレストランとか絵地図になっていているので実物を確認しつつ歩く。そしてやっぱり石岡君がよく利用する「馬車道十番館」で休憩。昼の12時過ぎだというのにお茶とケーキを注文する我等…お腹空かせておかないとならない理由があったにせよ、その辺の事情をご存知ない店の方にはさぞ変わった一行に映った事だろう。
 で、たっぷり休憩した後は相方&Sの希望、ついでの目的そのA「ラーメン博物館」のため新横浜へ移動。おお〜並んどる、並んどる…。といっても少々入場制限をしていただけなので建物自体には結構はやく入れたんだけども…入ってからがまたタイヘン。第一希望のラーメン屋の75分待ちにあっさり挫折する。あとは深く考えずに一番列の短かった店に決め、遅い目の昼食となる。日本人のラーメン好きを実感したわ。
 それから横浜駅まで戻り、ロッカーに入れておいた荷物を出して山下公園近くの宿泊先へ。チェックインしてから部屋で夕食の相談をしつつ休憩。中華街が近いのでもちろんそこへ行くとして問題は店。しかしネットで下調べはしていたものの、決め手となったものは例の攻略本だったあたり、本に踊らされまくっているなぁ。もちろん御手洗さんお気に入りのレタス包みは美味かったが、今回のネタ的メインは実は「カエ・カラ」(カエルのから揚げ〜)だったかも。実は以前にもカエルを食した経験はあるのだけど…和食と中華の食材に対する意識の差を感じた一品であった。
 お腹を満たしてホテルへもどり、寝る前に「ホテルのバーで一杯だけ飲もうよ〜vv」てなわけで夜景をみながらカクテルを楽しむ。ホテルのバーは高いからといいつつ案の定一杯では終わらない3人であった。

7月14日(日) 天候 晴れ
 朝から晴天(さすがだS!)。チェックアウトしてからお粥を食べさせてくれる店をめざして再び中華街へ。相方が10年前に来た時には休みだったらしく、彼女には念願のお粥。硬い飯が好きな私にはどちらかというと苦手な粥でも今は食べられないこともないので(小さい頃は離乳食でも食べなかったらしい)海鮮粥を注文してみたらほのかに味がついていてコレが抜群。結構な量でも最後まで美味しくいただいたのだった。
 朝食が済むと桜木町まで荷物を置きに行き、「港の見える丘公園」まではバスで移動。そこから山手散策スタート。ルートはこれまた攻略本の『石岡くんおすすめ散歩コース』を参考にしながら「岩崎ミュージアム」→「猫の博物館」→なんでも鑑定団で有名な北原先生の「ブリキのおもちゃ博物館」を巡る。ここで特筆すべきはブリキのおもちゃ博物館。舞人さんのわんこと同じ種類の子がいるのだ(SMAPのPVにも出演しているらしい)!分厚いお召し物のおかげでかなりバテている様子だったが、我等ブリキのおもちゃそっちのけでわんこに夢中、何しに行ったんだか。ああ、でもゼフェルのメカっぽいおもちゃとかあって面白かったけどね。
 で、この3軒、実際歩いてみると思っていたよりも近くて時間が大幅に余りそう。そこで「山手十番館」までひきかえして軽食を摂る。私は生ハムとルッコラのオープンサンドとビール・・・幸せ(笑)。こんな調子で余裕をかましていたら重大なミスが発覚。なんと、東京から買っていた帰りの新幹線は新横浜を通過するらしい。速攻こちらを発つ時間を計算し、計画の立て直しをしてから十番館を出る。あ〜早く気付いてよかったよ〜(汗)。洋館を一軒だけ見学して元町まで下り、予定どおり「るるぶ(前回鎌倉の為に買ったやつ、探したらあったので持ってきた(笑))」に載っていたケーキ屋さんに立ち寄る。老舗で素朴なケーキ屋だけあって、もう見たまんまのお味であった。
 それにしても、「元町」と「山手」は神戸にもあるけどそれぞれ雰囲気が似ているのだね。見るところは全部見たので元町を抜けて石川町から電車に乗る。途中、荷物を回収して東京駅へ。新幹線には余裕で間に合ったのでゆっくりお弁当を選べたのだった。最後に車中でお弁当とビールで乾杯!普段の呑みだとビールは飲まないけどこういうときは欲しくなるんだよなぁ…いやぁ、不思議不思議。かくしてこっそりマニアな旅は終わりを告げたのである。

おまけ
ブリキのおもちゃ博物館でど〜しても思い出せなかった舞人さんの愛犬の名前と犬種、気になるので帰宅してから調べたら「チャーリー」と「オールド・イングリッシュ・シープドッグ」でした。あ〜すっきり!

 

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