積丹半島の当丸峠を挟んで当丸山と対峙する両古美山の尾根続きで,当丸峠あたりから見ると三角形の姿
に見える山。
山名は古平川の支流、泥ノ木川の上流に位置することによる。
泥ノ木の名の由来は開拓当時、この川の下流、現在の泥ノ木集落付近にはドロノキが多かったことによる。
道路脇にドロノキの大木もあったが、通行の妨げになり切断された。
現在、泥の木の名は山名、川名、集落名が残っている。
当丸峠から神恵内よりの550m付近(当丸橋手前)に駐車スペースがあったので、そこから当丸峠から両古美山へ続く稜線を目指して登る。稜線に出ると海から吹き付ける風が強く、荒涼とした中を忠実に稜線を辿り、平坦な両古美山山頂に着く。頂上からは、当丸峠を挟んで当丸山や、後ろには泥ノ木山が間近に、その奥には真っ白な余別岳・積丹岳の展望がスバラシイ。
両古美山より広いなだらかな稜線を下り、794mコブ手前からこのコブ右側
750mくらいをトラーバスし、815mコブ手前のコブの尾根を670mあたりまで下る。
そこから815mコブ下部を670〜680mあたりの、なだらかな斜面で巻いて、泥ノ木と815mのコルを目指して40mほど登る。
雪の状態の悪い時は、稜線を辿り815mのコブ左側を巻いたほうが無難。
コルからは稜線の左側の灌木帯と稜線の間をジグを切りながら頂上を目指す。
このコースは帰路も登りがあるのでシールをつけたままの下降でスキーの醍醐味はいまいち。 |