恵 山
え  さん

618m

2万5千図: 恵山

恵山コース

0:00 賽の河原 1:30
0:50 頂上 0:50
恵  山

渡島半島の東端にある恵山は、那須火山帯に属するコニーデ(円錐形火山)とトロイデ(鐘状火山)の複式火山で、 その火山景観は素晴らしく、標高が低い山ではあるがガンコウランを始め、高山植物が豊富である。 特にエゾヤマツツジの開花期(5月下旬〜6月中旬)は見事なので、この時期に訪れたい。 恵山はアイヌ語のエシャニヌプリ(岬の山)、イェ・サン(噴火山)等の説がある。

石田温泉の手前の恵山で左折して山へ向かい、恵山高原ホテルと賽の河原への分岐を左に入った終点が、 賽の河原と呼ばれる広々とした火口原で賽の河原駐車場がある。火口原の両端には恵山と海向山が向かい合っていて、 火口原には丈の高い植物は見られずサラサドウダン、コケモモ、イソツツジ、イワカガミ等が生育している。 登山路はここから噴火口を巻くように進み椴法華コースと合流し右折して山頂への権現堂コースに入る。 火山特有のガレ場をつずら折りで登ると権現堂の鳥居と祠のある頂上である。頂上からは津軽海峡を隔てて八甲田の山々が望める。


賽の河原より恵山を望む ガレ場の登り 頂上の権現堂と鳥居