稲穂嶺
いなほれい
564.5m
銀山駅コース |
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国道5号線で仁木町から倶知安町に向かう稲穂峠近くの山。稲穂嶺の山名はこの山が稲穂峠の傍にあることに因る。
稲穂はアイヌ語でイナウ=木幣を意味する。稲穂峠は岩内から余市に至る要所として、
明治の中頃まで北海道開拓に係わる政府要人や鰊場で働く労働者や商人など多くの人に利用された。
この峠は通行の難所で、当時の記録によると・・・
「此坂を上るや凡そ5丁計にて、大なる樺の木の根に木幣を多く立てたり・・」とあり、
木幣を立てて道中の安全を祈った場所であったことが窺える。
銀山駅には駐車場所が除雪して確保されている。駅より少し小樽方面(北)へ進み沢の手前で253標高点からの尾根に取り付く。 5分程登ると沢からの林道がこの尾根を253へ向かっている。253コルの先でこの林道は大きな林道と合流し、 この尾根を巻きながら隣の尾根へ向かっている。合流点より急な林道の法面を越えこの尾根をつめる。送電線までは急斜面で登り難い。 尚、林道合流点より、右折し一本北側の尾根を登ると比較的登り易い、時間的にはどちらをとっても大差はない。 送電線を過ぎると樹木もまばらとなり、吹きさらしのなだらかな斜面を辿り頂上。 |
銀山駅 | 尾根筋の林道をゆく | 急斜面をのぼる |
送電線付近 | 頂上 |