十勝幌尻岳
とかちぽろしりだけ

1,846m

2万5千図:  札内岳  拓成

オピリネップ川コース


0:00 登山口 6:10
0:50 尾根取付 5:20
3:40 頂上 3:40


アイヌ名はポロシリ(大きな山)、日高山脈の最高峰「幌尻岳」と区別するためつけられた山名であろう、 勝幌(かちぽろ)の愛称で呼ばれるこの山は、北日高、中日高の展望台ともいわれている。 特に眼前に広がるカムイエクウチカウシ山とそのカールは素晴らしい。

八千代から戸蔦別川にかかる拓成橋を渡ると、右折して林道を7q走ったところがオピリネップ川出合、 途中にゲートがあるが夏山期間中は解放されている。オピリネップ川沿いの林道に入り、 林道終点の土場が登山口でキャンプも可能。土場は3カ所あり一番下の土場が駐車場となっている。 四輪駆動車なら上の土場まであがれる。

登山路は一番上の土場からオピリネップ川を右岸に渡り、5〜6分歩くと再び左岸に渡る、 それからは尾根取付までオピリネップ川左岸を辿る。

尾根取付からは、ササがかぶったつずらおりの急斜面を1時間位登ると、やがてカエデ、トドマツ、ダケカンバの樹林が見えはじめ、 一直線の急登で高度を稼いで肩に着く。肩で左に曲がると急登から解放され、ダケカンバの林からハイマツ帯に入ると展望が開け、 目前には頂上の登りが見え、すぐに頂上に着く。

頂上は三角点があるのみで、もし、この素晴らしい展望がなかったならこの山の魅力は半減するだろう。 是非、天候の良い日に登りたいものである。


土場奥の渡渉地点 頂上間近 頂上



頂上からピラミッド(左)とカムエク(右)、八の沢カールと八の沢 頂上より幌尻岳と戸蔦別岳