上ホロカメトック山
かみほろかめっとくさん
1,920m

D尾根コース


0:00 十勝岳登山口 4:00
1:00 富良野岳分岐 3:10
2:00 国境稜線 2:30
2:20 頂上 2:20


十勝連峰の主峰十勝岳の南隣にあり、西側山腹は安政火口とよばれる大爆裂火口で、 頂上直下は火口壁の断崖となっている。十勝岳温泉からは安政火口の奥に大屏風のように、 そそり立つこの山を見上げることができる。また、この山は多くのバリエション ルートを持ち、 登山口から短時間でアプローチできるので、雪山トレーニングの場としても多くの人に利用されている。 この山の岩は脆く崩れやすいのでバリエション ルートには積雪期の登攀者が多い。

山名の由来はアイヌ語のカムイホロカメトッヌプリ(=河口と反対方向に流れる川の川向かい)と云われて、 河口と反対方向に流れる川の川向かいにある奥深い山の意味になるという。「上ホロ」とう省略名で呼ばれることが多い。

登山口の駐車場 急な階段の登り

上富良野町より十勝岳温泉へ向うと、道路の終点が十勝岳温泉で広い駐車場もあり、 凌雲閣という温泉旅館がある。ここが登山口で、ここから安政火口と呼ばれる旧噴火口まではヌッカクシフラヌイ川右岸に 遊歩道が延びている。 火口手前の通称Zポイントと呼ばれる地点で対岸に渡り、斜めにD尾根へと登る。 尾根を回り込み沢状の地点で路は2手に分かれ、右は富良野岳への路で、 そのまま直進するとササ原の路はハイ松帯へ入る急登で尾根上にでて、 左下に安政火口を見ながら登り、八つ手岩の側を通過すると足場の悪い急登で国境稜線に達する。 到着した稜線のすぐそばの高さ2〜3mのコブは「かみふらの岳」、 右手は富良野岳方面、正面は上ホロ山腹をトラーバスして避難小屋への路、左手の路を行くと高度差50m程の急登で上ホロ頂上。

かみふらの岳 上ホロカメットク山頂上