化雲岳
かうんだけ
1,954.3m
天人峡コース |
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忠別川の源頭にあり、スッパリと忠別川に落ちている岩壁の一部で、昔は化雲岩と呼ばれていた。岳より、むしろ、 化雲岩の呼び名がしっくりくる。単独でこの山へ登られるよりは、むしろ、天人峡からトムラウシ方面、 また、大雪山方面や十勝岳方面からの縦走のジャンクション ポイントである。 山名はクワウンナイ(杖のところの川=険阻なれば杖を使う川の意)の源頭にあることに因り、 化雲はクワウンナイの転訛したもの。 |
天人峡温泉手前の駐車場に駐車し、忠別川沿いに5分ほど登ったところが登山口。 「三間曲がり」の登山路は高度差300mの壁を一気に登り、眼下に天人峡温泉を見下ろす平坦な路は、 対岸の岩壁から落ちる「羽衣の滝」を眺める「滝見台」へと続く。忠別川を見下す路は、傾斜がきつくなると、 1300m台の湿原に入る。「第一公園」である。1500m付近からハイマツが現れ、幾つかの小さなコブを越えるとコマ草の群落地である。 色とりどりの花を見ながら進むと、奇岩の多い1947mを越え、お花畑の中に岩が点在する中を緩やかに進むとカウン沢源頭に出る。 緩やかな、広い砂礫地の中登山路を進むと化雲岩(化雲岳) |