手稲山の西に位置するこの山は
札幌の中心部からは見えず、小樽寄りの手稲付近から見える山で、
山腹を真横に横切る林道でそれと認識できる。古くからスキーの山として親しまれてきた。
山名は札幌中心部から手稲山をみたとき、その西奥に位置することに因る。
手稲山のゴンドラ山頂駅前より右側にトラーバスして、手稲山の岩峰の基部を巻き、991mのコブの先で尾根に出て、
961mのピークを目指す。961mピークにはダケカンバに大きな鐘が吊してあり、
振り返ると991mのコブの後方に手稲山が見える。尚961mと991mの中間のコブから北に延びる尾根の800m付近から東へ伸びる
小さな尾根はパチンコ尾根と呼ばれ登りに利用されている。
ピークから、871mのコルに下降しコルからトラーバス気味に920m台地を巻き、
奥手稲山の頂上直下に至り、80m程の登りで頂上に達する。
961mピーク |
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961mピークからの手稲山 |
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帰路は頂上から銭函天狗岳を目指して下降開始。
856mのコブを左から巻き、668mのコブを通過し、450mの馬の背を目指す。緩斜面ではあるが灌木が多く滑りにくい。
馬の背から銭天の岩壁基部を通過し、やせ尾根の東側を辿り銭天山荘の前を通って
高速道路の下をくぐり、国道5号線のJRバス停の「銭函」に至る。
夏にはJRバス停「手稲鉱山」の奥にある採石場から作業道を利用して、
2時間30分程度で頂上直下までは行けるが、頂上への道は無い。また登山道ではないので標識等は一切ない。 |
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