三頭山
さんとうさん


1,009m

2万5000分の1地形図   「三頭山」「政和」


雨煙別コース


0:00 丸山分岐 2:20
0:40 一息坂 2:00
1:40 三頭山 1:40



一頭山、二頭山、三頭山と小さな3つのコブからなっていることに因る山名。 高山植物の豊富な山で、6月初旬ころまではエゾエンゴサク、カタクリ、オオバキスミレ、 ハクサンチドリ、サンカヨウなどがみられ、6月中旬以降は チシマフウロやエゾカンゾウ、の外 オドリコソウ、エゾノハナシノブなど珍しい花も見られる。 また、チシマザクラの群落もあるとのことであるが登山路からは見えない。


275号から林道への入り口 林道の二股 丸山分岐の駐車スペース


幌加内方面より国道275号で雨煙別川に架かる日暮橋の先2〜300mにある雨煙別登山口の小さな標識で左折、 約1.5キロほど林道を進んだ二股で、右の林道に入り、ここから丸山分岐まで4WD車15分、徒歩80分。 車道の終点は丸山山頂で、終点には10台程度の駐車スペースがある。 丸山分岐はもう5合目で「政和コース」と合流する。ここから高度差の無い尾根はいくつかの小ピークを越え「馬の背」から 「見晴台」へと進む。

「見晴台」からの頂上部の全容 登山路脇のチシマザクラ 途中の雪崩斜面はお花畑


「見晴台」からは頂上部の全容が見えるが本峰は一頭山の陰でここからは見えない。「一息坂」、 「胸突き八丁」と急登を登りきった平坦地はエゾカンゾウなどが咲くお花畑になっている。 ここから一面チシマザサに覆われた尾根路を進み、一頭山ではじめて頂上が見える。一頭山から登り返して5分程で二頭山、 少し下り雪渓(6月中旬まで)を横切り3〜4分で頂上(三頭山)へ。
二頭山から三頭山 頂上

頂上はチシマザサを刈り払った平坦地で利尻岳や天売島、焼尻島が見え、遠くに大雪連峰や増毛山塊も見える。