忠別岳
ちゅうべつだけ
1,962.6m
縦走コース |
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忠別川源頭部が切れ落ち、反対側はなだらかな山容。山名は忠別川源頭にあることに因る。忠別は
① チュプカ・ペツ=水源日月の出る処
② チュク・ペツ=秋の川 ③ チュウ・ペツ=波の川
④ チュク・ペツ=潮多き川 等の説がある。表大雪とトムラウシ山の中間にあり、縦走中に登られる山で、
この山に単独で登ることは少ない。
白雲岳分岐より、沢状の地形を下って行くと、右手の台地上に白雲小屋が見えてくる。 お花畑の中にある小屋の裏手がキャンプ指定地で、早い時期には水は白雲岳側の雪渓から採る事が出来る。小屋から更に下ると、 前方にトムラウシ山を見ながら、 殆ど平らな延長6㎞の高根ケ原台地の左端を進む。 |
平ガ岳の緩い登りの手前で高原温泉分岐を左に分け、平坦な平ガ岳を越え、お花畑を見ながら進むと、
やがて緩い下りとなり忠別沼のある湿原帯に入る。
ここから1時間足らずの登りで忠別岳に到着。
忠別岳の下りは、左手に分かれるポンシピナイコースに入り込まないように注意して一気に下ると忠別小屋への分岐で、 分岐から下り10分、登り20分で忠別小屋(木造・二階建・40~50名収容・水場あり)。 ここから稜線上のハイマツの被さった路を進み五色岳頂上。頂上からは、左へ下ると沼ノ原方面で、右手のハイマツの中の路を進むと、 広々とした地形に出て、ヒサゴ沼への分岐を過ぎると大きな岩塊のある化雲岳はすぐである。 化雲岳からトムラウシ山へは、緩い下りで、途中、左手に化雲岳頂上を経由しないで五色岳方面への路を分け、 そのまま進むと小さな沼が現れる、 化雲沼である。沼の横がヒサゴ沼への分岐で、 ここから、左へ30分位下るとヒサゴ沼避難小屋。そのまま進むと1911mの丘を越えてヒサゴのコルで、 避難小屋からの路と合流し溶岩台地の巨岩帯を行く路は、お花畑、天沼、 日本庭園と素晴らしい景観が展開する。日本庭園を過ぎロックガーデンと呼ばれる岩石地帯を登った台地の先にトムラウシの頭が現れる。 頂上直下には北沼があり、 北沼端から頂上を目指すが、路ははっきりせず、大岩を乗り越え上え上えと登ると頂上。 下りはトムラウシ温泉コースで下る。 |