幌別岳
ほろべつだけ
892m

北尾根コース


0:00 登山口 4:10
1:20 830mピーク 3:20
2:30 頂上 2:30


幌別岳は尻別川を挟んでにニセコ連峰と対峙する一等三角点の山であり、山名はこの山が幌別川の源に位置することに因る。幌別はアイヌ語で「大きな川」を意味する。同じ理由でホロベツ山と呼ばれていた山がある、室蘭岳がその山で、アイヌ語地名研究の第一人者、山田秀三氏によると・・・幌別から山側を見て,左に大きく聳えている山で、現在は鷲別岳と呼んでいるが、アイヌの古老達は「あの山は幌別岳だよ」と教えてくれた。・・・同名の幌別山(470m)は羽幌第二ダム付近にもある。

登山口へは蘭越町の隣町である名駒町から名駒・田下線の300mほどの「つばめ橋」手前から山側へ向かう舗装道路を行くとやがて道は林道に変わり4.4km程先が林道終点で数台分の駐車スペースがある。

沢に下りていく道と尾根に向かう道の2本あるが 登山路は後者の作業道に入ると、 両側に沢山の枝道が分岐しているが目印にピンクのテープがつけられている。やがて標高500m付近からは本格的な尾根歩きとなる。標高600m付近には分岐があり立派登山路と合流する。下りにこの路を使ったが 立派な登山路ではあるが、急斜面を真っ直ぐに下る急な下りである。 登りは尾根の伐採道利用の方が楽である。この先 気持ちの良いブナの樹木帯葉を抜け、830台地へと向かうとネマガリダケのトンネルを登り返し頂上を正面に登山路が続く。

測量作業のための刈り払い路を辿るが、 笹は根本から10cmほど残して刈り取られているため足下が定まらずまるで宇宙遊泳のような感じでフラフラと歩くと一等三角点の頂上がある。 このままでは、この路も2〜3年で笹が伸びて藪漕ぎ状態 に戻るのは必死である。


登山口駐車場 頂上より登路を振り返る 苅分路が見える



頂上