那英山
なえさん
819.2m

東尾根コース


0:00 駐車スペース 2:50
2:00 頂上 2:00
頂上まで 3,400m
沿面標高差 430m


富良野盆地の西側,南北に長く横たわる幌内山地にある 一等三角点の山で、 標高は低いものの樹間の散歩を楽しみ、頂上からは 十勝連峰から旭岳まで望める大展望の山。

那英山(なえさん)の山名由来は、空知川の支流である那江川の水源に この山があることに因る。那英はアイヌ語でナイエ(その川)を意味する。 中富良野町奈江(なえ)を通って美瑛町二股地区へ向かう道路の美瑛町と 上富良野町の町境から登り始める。このあと頂上まで殆ど町境線に 沿って登る。

路肩に設置されている防雪柵の隙間を抜けると、いきなり大雪原が目の前に拡がる。真っ直ぐ427m標高点を目指すと直ぐ先の沢形は4〜5m急に落ち込んでいる。下り易いところを見つけて(帰りは南側に迂回してここを避ける)沢形を過ぎ、樹木が密生して見通しの利かない中を進む。町境界線は尾根の一番高いところにつけられているので多少のアップダウウンがあり、境界線を避け尾根の腹を進む。 427m標高点台地の先は意外と急斜面で、この尾根には作業道もジグを切りながら登っているが作業道では歩行距離も長くなり、作業道は辿らずジグを切って登りる。作業道を横切る時には道の法面がキツイ。やがて傾斜も緩くなる頃緩やかに右側に旋回しながら台地の左手を巻いて進む。

このルートは最初から最後まで樹木の中の見通しの利かない中を進み、頂上手前で頂上部が現れる。最後の登りは結構急な斜面だ。今日はこの急斜面は硬くクラストしていて所々アイスバーン状のところもあり、その上に新雪がうっすらと着いていてシールが全く利かない状態なのでツボ足で登ることにする。急斜面を登りきると、なだらかな細い尾根となりその先で頂上が小さな雪庇をこちら側に向けて待っている。晴れていると富良野盆地を挟んで対岸の十勝連峰の展望も素晴らしいのであろうが、 今日は重い雲が連山の頂上部を覆っている。 芦別側はきつい傾斜の沢越しに道路を走っている車も見え、距離は近そうだ。

580m付近 頂上から張り出した雪庇 頂上から富良野方面