西クマネシリ岳
にしくまねしりだけ
1,635m
1/2万5千地形図:十勝三股・クマネシリ岳
3の沢コース |
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ピリベツ岳(左)と西クマネシリ岳(右) |
東大雪山系に属す山で、最高点は、西峰の1,635メートルであるが三角点は主峰にある。 クマネシリ岳、西クマネシリ岳、ピリベツ岳、南クマネシリ岳の4つの峰から成る。 遠くから見ると、この山と隣のピリベツ岳で、乳房のように見えることから「オッパイ山」とも呼ばれている。 アイヌ名クマネシリは物干し竿を意味し、遠くから見ると平坦に見え、 冬を控えサケの寒干しなどに使った魚干し竿にその姿が似ていることから、 山名のクマネシリがつけられた。 |
40分位で山頂がみえてくる | 山頂からピリベツ岳 | 山頂からクマネシリ岳 | 山頂から南クマネシリ岳 |
国道273号で三国峠から十勝三股の手前2qの地点で左折してシンノスケ3の沢林道に入り、
林道が大きく左にカーブして3の沢から離れる地点に駐車する。右手の林道はすぐに車両通行不能となるので、
ここが実質上の登山口となる。
登山口から、営林署の小屋の先、二股にある広い土場跡までは川原歩きで、ここから
右股に入って作業道を行くが、山腹には何本も作業道があるので、テープをよく見て登ると、
登山路となり急登が始まる。尾根がだんだん細くなり、1400mあたりから岩場の登りとなる。稜線に出ると、
まもなく稜線ピークだ。西クマネシリ岳山頂へは、稜線から東に分岐する尾根を辿る。分岐から北へ下りの路は
ピリベツ岳方面。
頂上からは、この山と対峙するピリベツ岳が目の前にあり、その右に本峰とそれに続く長大な台地状の尾根が、 そして、南クマネシリ岳や、後ろに目を移すとウペペサンケ岳、ニペソツ山、石狩連峰の展望が拡がる。 |