ピンネシリ山
ぴんねしりやま
1.100m
砂金沢コース |
砥石山(右端は神威岳) |
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浦臼町西方に位置する樺戸山塊の主峰である。アイヌ名はチセネシリ(家形の山)。「ある時、大嵐で波にさらわれそうになったのを、神の導きで山へ逃れて助かった。人々は男神のような強さと、女神のような優しさがあると思い、高いピークを男山(ピンネシリ)、低い方を女山(マチネシリ=待根山)というようになった」という伝説に由来する。 古い地形図には「地勢根尻」と標記され「賓根山」がカッコ書きされていた。それがいつの間にか「ピンネシリ」になった。1897年(明治30年)ごろ、近くの山に一等三角点を撰定した陸地測量部の記録に「賓根地山」の名が見える。地元では、ピンネシリを大坊主、待根山を小坊主と呼ばれている。 また、1890年前後、この山で砂金が発見され、砂金掘りの人たちが殺到、時ならぬゴールドラッシュで脚光を浴びたこともあるという。 |
登山口 | 樹間の登山路 | T4分岐 |
南区を遠望 | 頂上手前より三角山(右奥は藻岩山) | 頂上 |