ピンネシリ山
ぴんねしりやま
1.100m

砂金沢コース

2万5000分の1地形図:「総進」「ピンネシリ」「二番川」)
砥石山(右端は神威岳)
0:00 登山口 3:50
0:50 T4分岐 3:10
1:40 三角山 2:30
2:10 頂上 2:10



浦臼町西方に位置する樺戸山塊の主峰である。アイヌ名はチセネシリ(家形の山)。「ある時、大嵐で波にさらわれそうになったのを、神の導きで山へ逃れて助かった。人々は男神のような強さと、女神のような優しさがあると思い、高いピークを男山(ピンネシリ)、低い方を女山(マチネシリ=待根山)というようになった」という伝説に由来する。

古い地形図には「地勢根尻」と標記され「賓根山」がカッコ書きされていた。それがいつの間にか「ピンネシリ」になった。1897年(明治30年)ごろ、近くの山に一等三角点を撰定した陸地測量部の記録に「賓根地山」の名が見える。地元では、ピンネシリを大坊主、待根山を小坊主と呼ばれている。

また、1890年前後、この山で砂金が発見され、砂金掘りの人たちが殺到、時ならぬゴールドラッシュで脚光を浴びたこともあるという。


登山口 樹間の登山路 T4分岐



南区を遠望 頂上手前より三角山(右奥は藻岩山) 頂上