富良野岳
ふらのだけ
1,912m
2万5000分の1地形図:「十勝岳」「本幸」
十勝岳温泉コース |
|
富良野岳は、十勝連峰の南端に聳えている山。その北東斜面は、鋭く切れ落ちた沢で構成され男性的な風貌を呈し、
また、南山麓には雪解け水を集めて点在する沼地「原始ケ原」が存在している。
登山口の十勝岳温泉は道内最高標高地にある温泉として有名である。また、近くには宮沢りえの入浴シーンが、
TVドラマで放映された吹き上げ露天風呂(無料)がある。 富良野という地名は、アイヌ語のフラ・ヌ(においを持つ)に由来する。川に硫黄が流れ込んでいたためだ。 富良野岳は明治時代には現在の富良野西岳を指していた。アイヌ名は「ヲッチシバンザイウシベ」。 |
登山口の駐車場 | 三峰山をトラーバスする登山路 | 途中一カ所だけパイプ梯子 |
上富良野町より十勝岳温泉へ向うと、道路の終点が十勝岳温泉で広い駐車場もあり、 凌雲閣という温泉旅館がある。ここが登山口で、ここから安政火口と呼ばれる旧噴火口まではヌッカクシフラヌイ川右岸に 遊歩道が延びている。 火口手前の通称Zポイントと呼ばれる地点で対岸に渡り、 斜めにD尾根へと登る。尾根を回り込み沢状の地点で路は2手に分かれ、左は上ホロへの路で、 右に入り三峰山の山腹をトラーバスしながら次第に高度を上げ、1,700mの広々とした鞍部到着。 ここで路は2手に分かれ、 左は三峰山方面で、右へ入り急なザレの登を終えると、 主稜線の左斜面へ回り込み、お花畑の中を進み頂上にいたる。 |
富良野岳へのザレの登り | 登山路脇のお花畑 |
ガスの中の頂上 |